広島県広島市の秋本産業株式会社では、建築資材・工具の卸販売、各メーカーの最新電動工具のレンタルをおこなっています

広島県内の農業分野においては、労働力不足と従事者の高齢化が大きな課題です。2025年の「農林業センサス(速報値)」によると、県内の個人農業経営体数は16,267経営体であり、前回の調査から減少しています。また、農業従事者の平均年齢は72.0歳に達しており、中山間地域を中心に高齢化が進む状況です。このような環境下において、夏季の草刈り等の作業は身体への負担が大きく、熱中症や事故のリスクを高める要因です。この負担を軽減するため、農林水産省も電動草刈機等の活用を推奨しています。本記事では、従来のエンジン式機器からマキタの充電式(電動)農耕具へ移行する利点と、作業環境に適した製品の選択基準についてご紹介します。
免責事項:本記事に記載されているデータや製品仕様は、執筆時点の公的機関およびメーカー公開情報に基づいています。実際の導入にあたっては、最新のメーカー情報や専門販売店にご確認ください。
出典)広島県『2025 年農林業センサス 農林業経営体調査結果 (広島県速報値)の概要』
目次
ガソリン等の燃料を使用するエンジン式から、マキタ製の充電式(電動)草刈機へ移行することで、作業における身体的負荷を軽減し、安全性を向上させることにつながります。
エンジン式草刈機は、稼働時に平均90dB前後の騒音を発生させます。85dB以上の騒音環境下での長時間の作業は、聴覚保護具の使用が推奨されるほど身体への負担を伴います。マキタの電動草刈機は、この稼働音を抑える設計が施されています。例えば40Vmaxモデルでは、86dB(A)から96dB(A)に騒音値が抑えられています。さらに、モーター駆動によって本体の振動も低減するため、作業に伴う疲労の蓄積を緩和します。稼働音が静かであるため、早朝や住宅地周辺においても周囲に配慮した作業が可能です。
エンジン式草刈機は、スイッチを切った後も慣性により刃が回転し続けるため、転倒時などに接触する危険性が存在しました。マキタの充電式草刈機は、スイッチを離すと刃が5秒以内に停止するブレーキ機構を標準搭載しています。また、刃物が石や切り株等の障害物に接触し急激に回転が低下した際、自動でモーターを停止させる保護機能(AFT)も備えています。これにより、機体が作業者側に跳ね返る「キックバック」のリスクを低減し、安全な作業環境を構築します。燃料の混合や給油作業が不要であるため、引火による火災のリスクも排除されます。
出典)株式会社マキタ『充電式草刈機 MUR005Gシリーズ』
出典)農研機構『(研究成果)刈刃の回転を即座に止める機構の開発 | プレスリリース・広報』
出典)株式会社マキタ『充電式スプリット草刈機 MUX01G』
農業現場では草刈り以外にも多岐にわたる作業が存在します。マキタはそれぞれの作業負荷を軽減する充電式機器を展開しています。以下の表は、作業ごとの代表的な機器とメリットをまとめたものです。
充電式草刈機は、軽量モデルから高出力モデルまで多様な種類があります。その中で「スプリットモータ」を採用した機種は、先端のアタッチメントを交換することで、草刈りのみならず枝の剪定や土の耕うん等、複数の用途に対応します。一つのモーター部を共有できるため、保管スペースを節約し、導入費用を抑えることが可能です。
消毒液や除草剤の散布には、手動でポンプを加圧する噴霧器が広く用いられてきました。しかし、手動加圧は労力と時間を要します。充電式噴霧器を導入することで加圧作業が不要となり、機械の動力により一定の圧力で均一に薬剤を散布できます。広範囲の作業においても疲労を軽減し、散布の精度を向上させます。
収穫物や肥料の運搬は、傾斜のある道や未舗装の農道において重労働となります。充電式運搬車はモーターの動力で走行を補助するため、重量物も容易に運搬できます。タイヤも悪路を想定した設計となっており、不安定な地盤の上でも安定した走行が可能です。作業者の身体の負担を減らし、運搬時間の短縮に役立ちます。
夏季の農作業においては、定期的な水分補給と体温調節がとても大切です。マキタのバッテリーで稼働する充電式のクーラーボックスを持ち込むことで、経口補水液や身体を冷却するための飲料を適切な温度で保管できます。暑い環境における体調管理の有効な手段となります。
当社では、農地の面積や使い道に応じた機種の選定と、適正な価格でのご提案を行っています。
マキタ製品を導入する際、重要となるのが「18V」と「40Vmax」というバッテリー規格の選択です。作業面積や対象物の性質に適さない規格を選ぶと、重量による疲労や出力不足を招く要因となります。
18Vシリーズは、住宅の庭や比較的小規模な水田の畦畔管理など、取り回しの良さが求められる場面に適しています。例えば、18V対応の草刈機はバッテリー装着時でも重量が約3.4kg〜3.8kgに抑えられており、肩や腕への負担を軽減します。また、建築作業等でマキタの18Vインパクトドライバー等を既に所有している場合、そのバッテリーと充電器を共有できるため、本体の購入で機材を揃えることが可能です。
広大な傾斜地や、太い雑草が密集する場所の管理には、高出力な「40Vmaxシリーズ」が適しています。40Vmaxのモーターは、排気量25mL〜30mLのエンジン式草刈機と同等の出力を発揮します。草の密度に合わせて自動で回転数を調整する機能を用いることで、負荷の少ない場所ではバッテリーの消費を抑え、1回の充電あたりの作業面積を広げることができます。
マキタのバッテリーシステムの利点は、同一のバッテリーを複数の機材で共有できる点にあります。草刈機のみならず、電動剪定鋏や噴霧器、送風機内蔵のファンジャケット等、多様な機器を同じバッテリーで稼働させることができます。機材を追加する度にバッテリーと充電器のセットを購入する必要がないため、運用にかかる全体の費用を効率的に抑えることができます。
出典)株式会社マキタ『充電式草刈機 MUR195Dシリーズ』
出典)株式会社マキタ『充電式草刈機 MUR005Gシリーズ』
近年、特定の農機具ルートを経由せず、インターネット通販や小売店でマキタ製品を直接購入する事例が増加しています。しかし、この調達方法には購入後の管理に関する課題が存在します。
インターネットの販売店の一部は販売に特化しており、自社内に修理工場や専門技術者を配置していない場合があります。そのため、故障が発生した際には、購入者自身でメーカーの窓口を探すか、近隣の農機店へ持ち込む必要があります。しかし、地域を支えてきた修理工場も後継者不足等により減少しており、他店で購入された機械の修理受付を制限している事例がみられます。一部の小売店舗においても、自店舗での販売履歴がない製品については、点検や修理を受け付けていないのが実情です。
農作業において危惧すべき事態は、繁忙期に機材が故障し、修理先が確保できずに作業が長期間停止することです。購入時の利便性だけでなく、「故障時の相談窓口」や「修理に要する期間」を事前に想定し、販売と修理機能の両方を備えた店舗を選択することが、機材の長期的な安定運用につながります。
このような維持管理に関する課題を解決する一つの選択肢として、当社では販売から修理までを一貫して担う体制を整えています。
自社配送網で、現場を止めない迅速対応
インターネット調達における「修理と納品」の課題を解決し、広島で活動する皆様を支える専門商社として、秋本産業株式会社は専門的視点に基づいたサポートを提供しています。
当社は自社トラックを保有し、広島市内を中心に、福山、三次、呉、江田島、周南、岡山の拠点で物流ネットワークを構築しています。午前中にご連絡をいただいた場合、広島市内等の近隣エリアへはその日の午後のお届けを目指して対応します(※在庫状況や配送ルート等によります。また、本対応は原則として口座をお持ちの既存お取引先様向けとなります)。農作業の遅延を最小限に抑えるための配送体制を維持しています。
当社では、既存のお客様に対するサポート品質と対応速度を最優先に維持するため、原則として当社から直接ご購入いただいた製品(正規ルート品)のサポート・修理対応に限定させていただいております。長期的な維持管理を見据え、販売と修理が一体となった「正規ルート」でのご購入を推奨しています。当社からご購入いただいた機材については、社内の専門スタッフが修理や刃の研磨等に責任を持って対応し、安全にお使いいただける環境を提供します。
当社は創業以来の歴史の中で、メーカーとの直接取引により製品を調達してきました。そのため、インターネット上での過度な価格競争は行わず、適正な価格で品質の確かな機材をお届けする姿勢を大切にしています。プロの農家として農業を営む方(個人事業主様)から、学校や行政機関の設備担当者の方まで、それぞれの用途に適した機材の選択をご提案します。
(受付時間:平日 8:30〜17:30 / 土日祝除く)