広島県広島市の秋本産業株式会社では、建築資材・工具の卸販売、各メーカーの最新電動工具のレンタルをおこなっています

造園や建設、農業の現場で、生垣や防風林を整えたり、広い緑地を管理したりする際、作業に合った機材を選ぶことはとても大切です。バッテリーの電圧や刃の長さなどたくさんの種類があるため、自分の現場にどの機材が合うのか、選び方の基準を知っておくことが大切です。
たとえば、住宅街での作業と、電源のない山間部での作業では、必要な静かさやパワーが違います。18Vの充電式は軽くて扱いやすく、40Vmaxは太い枝も切れるパワーがあります。また、エンジン式は、燃料の補給により長時間の連続稼働が必要とされる場面に向いています。
この記事では、マキタ製ヘッジトリマーの特徴と、現場に合わせた選び方のポイントをプロの視点から整理してご紹介します。あわせて、替刃を交換するタイミングや、不意の故障時における備えについてもご紹介します。
※免責事項:本記事に記載している各製品の仕様、法規制の基準値、および各種データは執筆時点(2026年6月)の公的機関やメーカー公表の情報に基づきます。実際の導入にあたっては、最新の製品カタログや各自治体の条例をご確認ください。
目次
マキタ製のヘッジトリマーがプロの現場で高く評価されている背景には、体への負担が少ないこと、バッテリーを使い回せること、そして種類が豊富という3つの理由があります。
1つ目の理由は、振動による疲れを和らげる設計です。厚生労働省の基準(※『チェーンソー以外の振動工具の取扱いについて』などのガイドライン)では、振動する工具を使う場合、振動の強さを確認して1日の使用時間を管理することが決められています。振動が少ない機材を選ぶことは、働く人の健康を守りながら、限られた時間で作業を進めるために大切です。
2つ目の理由は、18Vや40Vmaxの純正バッテリーをいろいろな工具で使い回せる点です。同じバッテリーを草刈機やインパクトドライバーなど他の電動工具でも使えるため、新しく機材をそろえるときの費用を抑えられます。
3つ目の理由は、木の種類や広さ、切り口の仕上がりに合わせて、細かく機材を選べる点です。刃の長さやパワーの違いから、現場の状況にぴったり合うものを見つけることができます。
表1:厚生労働省のガイドラインに基づく振動ばく露制限基準の目安
18Vの充電式モデルは、本体の軽さと持ちやすさを考えて作られています。住宅地での庭木の手入れや、脚立に乗っての高い場所での作業でも、腕や肩への負担を減らしてくれます。また、すでにマキタの18Vバッテリーを使う工具を持っているなら、本体を買えばすぐに使えます。新しいバッテリーや充電器を買わなくて済むため、費用を抑えて機材を増やせます。
40Vmaxの充電式モデルは、太い枝(15mm以上が目安)が混ざる硬い生垣や、広い緑地をスピーディーに刈り込むための強いパワーを持っています。エンジン式に負けない力がありながら、排気ガスを出さずに作業できるのが強みです。水やホコリに強い加工がされているモデルも多く、急な雨や砂埃が舞う過酷な現場でも、トラブルを防ぎながら安心して使えます。
エンジン式のモデルは、ガソリンなどの燃料を足し続ければ、バッテリー切れを気にせず1日中フルパワーで動かせます。そのため、コンセントがない山の中や、とても広い敷地での作業に向いています。ただし、使うときには排気ガスと大きなエンジン音が出ます。法律や条例によって、学校や病院、住宅地の近くでは音が厳しく制限されているため、周りに気を使わなくていい場所での使用に限られます。
表2:法律や条例に基づく学校や病院など周辺での騒音基準値の例
果樹園の枝払いや、農地の周りにある防風林の手入れには、持ち手が長いタイプや、刃の角度を変えられるモデルが活躍します。手が届きにくい高い場所や斜面の作業でも、不安定な脚立を使わず、平らな地面に立ったまま安全な姿勢で作業できます。
農業の現場では、無理な姿勢での作業が体の負担になりやすいため、こうした機材を使うことで仕事の負担を軽減できます。もし、先を取り外せるタイプの充電式草刈機を持っているなら、ヘッジトリマーのアタッチメントを付け替えるだけで使えるので、新しく機材を買い足す手間が省けます。
授業中の学校や、静かさが求められる公共施設での草木のお手入れには、動作音が静かな18Vの充電式モデルが求められます。法律により、学校や病院の周りでは普通の住宅地よりも音のルールが厳しくなっているため、音が大きいエンジン式の機材は使いにくい背景があります。充電式のモデルなら、燃料を作ったりエンジンをかけたりする手間がいりません。重さも3kg前後と軽く作られているものが多いため、機械の扱いに慣れていない事務や設備の担当者でも、安全にすぐ使い始めることができます。
造園や建設のプロの現場では、作業の速さはもちろん、木を傷めないきれいな切り口の仕上がりが求められます。その期待に応えるのが、刃の先が鋭い角度で重なり合う「偏角拝み刃」という特殊な刃の形です。この刃は、切るべき枝をしっかり掴んで逃がさないため、硬い枝や太い枝が混ざる生垣でも、スムーズに作業を進められます。さらに、長時間ハードに使ってもモーターが熱くなりすぎないように冷やす仕組みが備わっており、実際の現場でも長く使えるように作られています。
刃に樹液(ヤニ)がこびりついたり、刃先がすり減ったりしたまま使い続けると、枝を切るときの抵抗が大きくなります。この抵抗は、バッテリーの減りを早くするだけでなく、モーターが異常に熱くなる原因にもなります。熱い状態が続くと、内部のモーターや基板が焼き付いてしまい、本体の故障につながります。これを防ぐためには、使い終わったあとにクリーナーで汚れを落とし、オイルを塗る日々の手入れが大切です。もし刃を研いでも切れ味が戻らなくなったら、本体を長く使うためにも、新しい純正の替刃に交換することをおすすめします。
作業の途中で急に機材が壊れたり、刃が欠けたりしたとき、ネット通販ではその日のうちに代わりのものを用意したり、修理の相談に乗ったりするのは難しいことがあります。現場の手を止めないためには、必要な道具をすぐに届けてくれて、修理の相談にもすぐ対応してくれる地元の商社をバックアップとして見つけておくことが安心につながります。
もし広島エリアでお困りの際は、1つの選択肢として当社にご相談ください。午前中のご連絡で、市内などの近隣エリアの場合は午後のお届けを目指しています(※在庫状況や配送ルートによります。なお、本対応は原則として口座をお持ちの既存お取引先様向けとなります)。また、各メーカーの電動工具のレンタルや、当社からご購入いただいた製品(正規ルート品)の窓口での修理・刃研ぎ(メンテナンス)などもお受けしています。現場のトラブルを迅速に解決し、作業を滞りなく進めるためのサポートを提供します。
お急ぎの現場トラブルや、機材のレンタル・販売に関するご相談はこちら
マキタのバッテリーはマキタ独自の規格で作られているため、他社の電動工具や充電器と組み合わせて使うことはできません。ネットなどで売られている他社用の変換アダプターや、安価な非純正バッテリーの使用は避けてください。公的機関の調査でも、非純正バッテリーは安全保護回路が不十分な場合が多く、充電中や保管時に異常発熱・発火する事故が多数報告されています。もし非純正品を使って火事や故障が起きても、メーカーの保証は受けられないため、安全性を最優先に考慮し、メーカー純正品を選択することが重要です。
表3:非純正バッテリーに潜むリスクと事故事例の傾向
参照)独立行政法人製品評価技術基盤機構『Vol.456 7月9日号 「非純正バッテリーの事故」』
ヘッジトリマーは、生垣や植木の枝葉を切るために作られているため、雑草や笹を刈るのには向いていません。柔らかい雑草は刃の間をすり抜けてしまいますし、硬い笹などは刃にガッチリと噛み込んで、刃の動きを無理やり止めてしまうことがあります。刃が止まったままスイッチを入れ続けると、モーターに大きな負担がかかり、中の部品が壊れる原因になります。草を刈りたいときは、同じバッテリーが使えるマキタの充電式草刈機を使うなど、作業に合わせて道具を使い分けるのが基本です。
ヘッジトリマー専用のヤスリを使って、刃先を軽くお手入れすることはできます。しかし、ヘッジトリマーは上下の刃がほんの少しの隙間を保ちながら高速で動く、とても精密な機械です。自分で研いで刃の角度や隙間が少しでもズレてしまうと、動かしたときに金属同士が強く擦れて熱を持ち、モーターに負担をかけてしまいます。
元の切れ味を取り戻すには、新しい替刃に交換するか、専用の機械で研いでくれるプロの業者にお願いするのが確実です。当社でも、店舗の窓口やお電話で、修理や刃を研ぎ直すメンテナンスのご相談を受け付けています。現場で使う機材の選び方や、急に刃が必要になったとき、あるいは故障してしまったときなど、お困りごとがあればいつでも当社にご相談ください。現場の状況をお伺いし、スムーズに作業を進めるためのご提案をいたします。
現場トラブルや、機材のレンタル・販売に関するご相談はこちら
※お見積りや詳細なご相談は、下記Webフォームからも受け付けております。