広島県広島市の秋本産業株式会社では、建築資材・工具の卸販売、各メーカーの最新電動工具のレンタルをおこなっています

生垣や低木の刈込みを手作業から機械に切り替えるとき、あるいは手持ちの機械を更新するとき、カタログを開いても判断の手がかりがつかみにくいという声をよくいただきます。刃の長さ、刃の形、電源の取り方、重さ。並んでいる項目はどれも同じ重みに見えて、どこから決めればよいのか分かりにくいためです。
実際には、決める順番があります。刈込む対象と作業する高さが先に決まれば、刃の長さと動力の方式はほぼ絞られます。この記事では、メーカーを決める前の段階で押さえておきたい選定の軸を、作業条件、刃の仕様、動力方式、高所作業の法令の枠組み、体への負担という順に整理します。
当社は広島市で建材と電動工具を扱う卸として、造園、土木、農業、施設管理の現場から機械のご相談を受けています。カタログの数値だけでは決めきれない部分を、実際の使われ方から補います。
※本記事は公開時点で確認できた法令および公的機関の資料をもとに構成しています。法令の適用範囲や機種ごとの仕様は改正・変更される場合がありますので、実際の運用にあたっては最新の原典と製品の取扱説明書をご確認ください。個別の作業が法令上どの扱いになるかの判断は、所轄の労働基準監督署へお問い合わせください。
当社はマキタの代理店です。広島の本社と5つの営業所から、電動工具と建築・土木資材をお届けしています。
お探しの品目やお困りごとがはっきりしている場合は、この先を読み進める前にご相談いただいて構いません。ご相談は法人・個人事業主のお客様を対象としております。082-232-1141(当社 本社)/お問い合わせフォーム

目次
最初にやることは、機種を並べることではなく、自分の作業を数字に直すことです。刈込む対象、作業する高さ、年間の回数。この3つを書き出すと、候補は自然に絞られます。
同じ刈込みでも、柔らかい新芽をそろえる作業と、伸び切った枝を落とす作業では、必要な力が違います。まず、扱う樹種と、枝がどのくらい太くなってから手を入れるかを整理しておくことが大切です。前回の作業からの間隔が空くほど枝は太く硬くなり、刃への負担も増えます。
次に、一回の作業で刈る生垣のおおよその延長です。数メートルの垣根と、敷地を囲う数十メートルの生垣では、必要な稼働時間も体力の配分も変わります。延長が長いほど、刃の長さと本体の軽さが重要になります。
腰から胸の高さで完結する生垣か、頭より上に届かせる必要があるか。ここは機種の形そのものを分ける条件です。頭上に届かせる作業が入るなら、柄の長いポール型を候補に入れるかどうかを先に決めます。脚立に上がる回数を減らせるかどうかは、後述する法令上の準備の量にも直結します。
足場の条件も併せて確認します。平坦な園路から作業できるのか、法面や側溝の脇に立つのか。足元が不安定な場所で使うほど、重い機械は扱いにくくなります。
刈込みは季節が偏るため、年に数回しか動かさない機械になりがちです。年間の稼働が少ないほど、性能より扱いやすさと保管のしやすさが重要になります。一方、施設管理や造園のように週単位で使う場合は、耐久性と消耗品の入手性が判断の中心に移ります。使う頻度によって重視すべき項目が変わる点は、最初に念頭に置いておくと選びやすくなります。
刃の長さは、一度の動きで刈れる幅を決めます。長いほど広い面を一度にならせるため、天端の水平を出しやすく、長い生垣では作業回数が減ります。反対に、丸く仕立てた低木や、狭い場所に押し込まれた植栽では、長い刃が邪魔になります。先端が見えないまま振ると、刈りたくない枝まで落とすことになります。
判断の目安は、いちばん時間をかけている作業がどちらかという点です。長い直線が主なら長め、細かい仕立てが主なら短めを軸に据え、もう一方は別の機械や手工具で補う形が現実的です。一台ですべてをこなそうとすると、どちらの作業も中途半端になります。
刃が片側だけに付いているものと、両側に付いているものがあります。両刃は往復のどちらでも刈れるため、長い面を一気にならす作業では手数が減ります。片刃は刈った枝が一方向へ落ちるため、地際の処理や、下に落としたくない場所での作業で扱いやすくなります。
どちらが優れているという話ではなく、刈った枝をどこに落としたいかで選ぶ項目です。舗装面や駐車場に面した生垣なら、落ちる方向を制御できるほうが片付けが楽になります。
機種ごとに、刃と刃の間隔から決まる切断能力の上限があります。この値は取扱説明書やカタログに記載がありますので、実機の仕様でご確認ください。上限を超える枝を無理に挟むと、刃が止まり、機械にも刃にも負担がかかります。
実務では、上限ぎりぎりの枝が多い現場なら、その枝は剪定鋏や別の機械で先に落としてから刈込みに入る流れにすると、機械の寿命が延びます。太い枝が混ざる可能性が高い現場では、刈込み用と枝落とし用を分けて用意する前提で予算を組んでおくと、後から買い足す手間が減ります。草刈りまで含めて機械を揃える場合は、草刈り機の正しい選び方と用途・電圧別の整理も併せてご覧ください。
コード式は本体が軽く、稼働時間の制約がありません。電源が近く、決まった場所で長く作業する現場に向きます。ただし延長コードの取り回しが作業の邪魔になり、刃でコードを切る事故にもつながるため、生垣に沿ってコードを引き回す動線を先に考えておく必要があります。
充電式は電源のない場所で使え、始動の手間もありません。住宅に隣接した敷地や、朝早い時間帯の作業では、音の面でも扱いやすい選択です。稼働時間はバッテリーの本数で組み立てます。エンジン式は電源からも充電からも独立して長時間動かせるため、電源が取れない広い敷地での連続作業に向きます。燃料と混合油の管理、始動の手間、排気の扱いは前提として受け入れる形になります。
現在は充電式の選択肢が広がり、以前ならエンジン式しか候補がなかった作業でも比較できるようになりました。バッテリー機への切り替えを検討する場合の考え方は、農業用機器をバッテリー製品へ移行するときの選び方に整理しています。
充電式を選ぶ場合、本体の性能と同じくらい重要になるのが電圧の系統です。同じ系統で揃えれば電池と充電器を共用でき、車に積む荷物も充電場所も減ります。系統がばらけると、工具ごとに専用の電池と充電器を持ち歩くことになります。
マキタは公式サイトで充電電圧の区分を公開しており、40V max、40V max を2本使う80V max、18V、18Vを2本使う構成、14.4V、10.8V、7.2Vなどが並んでいます。すでに手元にある工具がどの区分かを確認したうえで、刈込み用の機械も同じ系統に合わせられるかを見ると、追加で必要になる投資の大きさが変わります。18Vと40V maxの違いを含めたラインアップの整理は、ヘッジトリマーの特徴と18V・40Vmaxの違いによる選定基準で扱っています。
電池の本数を増やすときは、充電器の台数も併せて考えます。電池だけ増やして充電器が一台のままでは、待ち時間がそのまま作業の止まりになります。台数の逆算は充電器の種類と選び方にまとめました。

刈込み作業でけがにつながりやすいのは、刃そのものより足元です。機種の形を決める前に、労働安全衛生規則が高所作業について何を定めているかを見ておくと、ポール型を選ぶかどうかの判断がしやすくなります。
労働安全衛生規則第518条は、高さが2メートル以上の箇所で作業を行う場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれがあるときは、足場を組み立てるなどの方法により作業床を設けなければならないと定めています。作業床を設けることが難しいときは、防網を張る、要求性能墜落制止用器具を使わせるなどの措置を講じることも同条に定められています。
高い生垣の天端をそろえる作業は、この高さに届くことがあります。地上から届く長さのポール型を選べば、そもそも上に登らずに済む場面が増えます。機械の選定が、準備すべき安全設備の量を左右するという関係です。
同規則第528条は、脚立について、丈夫な構造であること、材料に著しい損傷や腐食がないこと、脚と水平面との角度を75度以下とし、折りたたみ式のものは角度を保つための金具等を備えること、踏み面が作業を安全に行うため必要な面積を持つことを定めています。第527条は移動はしごについて、丈夫な構造、材料の状態、幅を30センチメートル以上とすること、すべり止め装置の取付けその他転位を防止する措置を定めています。
また第526条は、高さまたは深さが1.5メートルを超える箇所で作業を行うときに、安全に昇降するための設備等を設けることを定めています。刈込み作業で脚立を常用する現場では、機械の更新と同じタイミングで脚立の状態も点検しておくと、現場での指摘を防げます。
同規則第522条は、高さが2メートル以上の箇所で作業を行う場合において、強風、大雨、大雪等の悪天候のため危険が予想されるときは、その作業を行わせてはならないと定めています。刈込みは天候の影響を受けやすい屋外作業ですので、工期の組み方の段階で予備日を見込んでおくと、無理な日程で高所に上がる状況を避けられます。
厚生労働省は、チェーンソー以外の振動工具について、取扱い業務に係る振動障害予防対策指針を定めています。指針の別紙1には対象となる工具が列挙されており、打撃機構を持つ工具、可搬式で内燃機関を内蔵する工具としてエンジンカッターとブッシュクリーナー、携帯用皮はぎ機等の回転工具、携帯用タイタンパー等の振動体内蔵工具、一定の径を超える研削盤、締付工具、往復動工具が挙げられています。
生垣用のトリマは、この一覧には挙げられていません。したがって指針が定める作業時間の管理がそのまま適用される工具ではありません。ただし、指針が示す工具の選定基準の考え方は、手で保持して使う機械を選ぶときの物差しとして参考になります。振動ができるだけ小さいこと、そのハンドルのみを保持して作業できること、ハンドルが適正な角度と位置に取り付けられ、手指や手首に無理な力をかけずに済むこと、握り部が作業者の手の大きさに応じたものであること。展示品を握って確かめられる項目ばかりです。
マキタは、厚生労働省の2つの指針に定める振動障害予防対策の実施に必要な、周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値を、対象製品について公開しています。指針の対象工具かどうかにかかわらず、こうした管理用の情報を公開しているメーカーかどうかは、機械を長く使う前提での比較材料になります。
重さについては、カタログの本体重量にバッテリーの重さが含まれているかどうかを確認してください。含まれていない表記の場合、実際に持ち上げる重さは表示より重くなります。ポール型では、総重量が同じでも重心が前にあるほど腕への負担が増えますので、可能なら実機を構えて確認することをおすすめします。
出典:厚生労働省『チェーンソー以外の振動工具の取扱い業務に係る振動障害予防対策指針について』
出典:株式会社マキタ『振動3軸合成値』
充電式を選ぶということは、電池を車で運び、倉庫で保管し、現場で充電するということでもあります。消防庁は、リチウムイオン電池等から出火した火災が急増しているとして、安全な製品の購入、使用時の適切な取扱い、廃棄時の適切な分別を呼びかけています。
製品評価技術基盤機構は、非純正のバッテリーによる事故が2014年から2023年までの10年間で235件あり、そのうち227件が火災に発展したと公表しています。建物が全焼した事故も含まれます。生垣の手入れは春から秋にまとまるため、使わない期間に電池を置いておく時間が長くなります。保管の条件まで含めて考える必要があります。
マキタも、互換品として販売されている他社製の電池、純正品によく似た模倣品、中身の充電池のみを交換したリサイクル修理品を非純正バッテリーとして挙げ、純正品の使用を案内しています。純正の電池パックにはmakitaのロゴとPSEマークが付いているという見分け方も示されています。詳しい見分け方は純正バッテリーを選ぶべき理由と非純正品との違いに、電池そのものの選び方はバッテリーの選び方と長持ちさせる使い方にまとめています。
出典:総務省消防庁『リチウムイオン電池等から出火した火災の調査結果の公表』
出典:製品評価技術基盤機構『「低価格・高リスク」の非純正バッテリーに注意』
出典:株式会社マキタ『「非純正」リチウムイオンバッテリの事故急増についてのお知らせ』

生垣の刈込みでは、樹液と細かい葉が刃の間に固着します。そのまま置くと動きが渋くなり、次の作業で切れ味が落ちたと感じる原因になります。作業の終わりに刃の汚れを落とし、指定の注油をしてから収める習慣をつけると、機械の状態が安定します。
刃の研磨や交換は機種ごとに手順と部品が異なりますので、購入時に消耗品の入手経路と納期をご確認ください。当社では本体と併せて消耗品のご相談もお受けしています。替刃の選び方の考え方は、草刈機向けの替刃の選び方と種類ごとの特徴が参考になります。
刈込みの繁忙期を過ぎると、機械は数か月動かないまま置かれます。長く置くときは、刃の汚れと樹液を落として注油し、刃カバーを掛けて収めます。バッテリーは満充電のまま放置せず、高温になる車内や直射日光の当たる場所を避けて保管します。
シーズンの立ち上がりに動かして初めて不調に気づくと、そこから修理に出す時間の余裕がありません。使い始める2週間ほど前に一度通電して動かし、刃の動きと異音を確かめておくと、繁忙期の前に手当てできます。
機種が絞れたあとに残るのが、どこで買うかという判断です。同じ型番でも、購入後の窓口があるかどうかで使い勝手が変わります。確認しておきたいのは、実機を握って確かめられるか、消耗品を継続して入手できるか、不調が出たときに相談できる窓口が手元にあるか、の3点です。
マキタは国内で21か所の支店と129か所の営業所を置き、地域に密着した販売とアフターサービス活動を行っていると公表しています。実際の購入と日常の相談は、地域の販売店が窓口になります。正規の取扱店を通す利点は広島のマキタ正規代理店を活用するメリットにまとめました。
当社は明治28年に広島市で創業し、本年で130年になります。広島市の本社に加えて福山、三次、呉、岡山、周南に営業所を置き、呉営業所には江田島分室を設けています。在庫や距離、現場の状況によりますが、午前中のご連絡で近隣エリアへは午後のお届けを目指します。なお、当日の手配は口座をお持ちのお取引先様を対象としています。
年に数回しか使わない機械なら、購入せずに借りる選び方もあります。考え方は工具をレンタルする利点と手配のコツをご覧ください。故障したときの進め方は広島のマキタ修理と代替機レンタルに整理しています。当社が納めた製品の修理をお受けしています。機種と状態をお知らせください。
刈込む対象と作業する高さをお聞かせいただければ、刃の長さと動力方式の組み合わせをご提案します
当社はマキタの代理店として、本社と5つの営業所から電動工具と建築・土木資材をお届けしています。
ご不明な点がございましたら、お電話でもお受けしております。082-232-1141(当社 本社)
長い直線の生垣では手数が減るため早くなります。ただし丸物の仕立てや狭い場所では、長い刃が扱いにくく、かえって時間がかかります。いちばん時間をかけている作業に合わせて長さを決め、もう一方は別の手段で補う形が現実的です。
作業の内容と一日の量によります。刈込む延長、枝の太さ、休憩の取り方をお聞かせいただければ、必要なバッテリーの本数と充電器の台数を含めて試算します。電源が取れない広い敷地で連続して動かす作業では、エンジン式が引き続き向く場面もあります。
柄の長いポール型を使えば、地上から届く範囲が広がります。労働安全衛生規則は高さ2メートル以上の作業について作業床の設置等を定めていますので、上に登らずに済む機種を選ぶこと自体が、準備の量を減らす手立てになります。届く高さは機種によって違いますので、生垣の高さをお知らせいただければ候補をお出しします。
恐れ入りますが、他の販売店やホームセンター、通信販売でお求めになった製品の修理は当社ではお受けしておりません。お買い求めになった販売店、またはメーカーの窓口へご相談ください。マキタ製品については、マキタが全国129か所の営業所を通じてサービス活動を行っており、営業所とマキタ登録販売店が窓口として案内されています。当社が納めた製品については、機種と症状をお知らせいただければ、進め方と代わりの機材の手配をあわせてお答えします。
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