広島県広島市の秋本産業株式会社では、建築資材・工具の卸販売、各メーカーの最新電動工具のレンタルをおこなっています

電源が遠い屋外の現場や、家が密集した場所での作業では、コードがついた道具やエンジン式の道具では対応しにくい場面があります。コードが足元をふさぐ、排気音が周囲に響く、といった形で作業そのものを妨げます。
本記事では、マキタのバッテリー製品へ切り替える判断が立つ場面を、建設・土木、農業・造園、学校や官公庁の施設管理という3つの業種に分けて整理します。あわせて、導入のときに見落としやすい2点も扱います。
なお、18Vと40Vmaxのどちらを軸にするかという選び方そのものはマキタの工具と機器の選び方で扱っていますので、本記事では場面の判断に絞ります。
※本記事に記載している法令、基準値、および製品の仕様などは執筆時点の情報に基づいています。実際の現場への導入にあたっては、各メーカーの最新のカタログや関係省庁の資料をご確認ください。
当社はマキタの代理店です。広島の本社と5つの営業所から、電動工具と建築・土木資材をお届けしています。
お探しの品目やお困りごとがはっきりしている場合は、この先を読み進める前にご相談いただいて構いません。ご相談は法人・個人事業主のお客様を対象としております。082-232-1141(当社 本社)/お問い合わせフォーム
目次
電気が通っていない着工直後の屋外や仮設の現場では、発電機や長い延長コードの準備が要ります。しかしこの仮の配線は、そこを歩く作業者の足元をふさぎます。
厚生労働省の労働災害の事例でも、床や通路を這う電源コードへの引っかかりや段差によるつまずきと転倒が、事故の要因として挙げられています。前が見えにくいほどの荷物を抱えて歩くとき、床のコードを避け続けるのは難しくなります。
対策として、余ったコードを作業する範囲から遠ざける、コードの上をプロテクターで覆うといった方法が示されています。ただしプロテクターの設置そのものが新たな段差を生み、配線の準備と片付けにも手間がかかります。
コードレス化は、この要因を現場から取り除きます。配線の手間がなくなるだけでなく、作業を始めるまでの準備時間も短くなります。
出典:厚生労働省『職場のあんぜんサイト 労働災害事例』
出典:厚生労働省『あんぜんプロジェクト 電線ケーブルによる躓き転倒防止対策』
1人の作業者が複数の作業をこなす現場では、持ち運ぶ道具の重さと現場での移動のしやすさが効いてきます。マキタの充電池を使い回せる仕組みは、ここで働きます。

同じ電圧の充電池であれば、インパクトドライバから軽い丸ノコ、ディスクグラインダーまで差し替えて動かせます。現場に持ち込む充電器と予備の本数を減らせるため、上り下りのある足場や、車を横付けしにくい場所で運ぶ荷物が軽くなります。
作業の工程が変わるたびに別の電源コードを引く必要がなくなり、充電池を差し替える動きだけで次の作業へ移れます。対応する工具の幅はマキタのバッテリー18Vと対応する工具の幅で整理しています。
ここで先に押さえておきたい点があります。騒音規制法と振動規制法が定める規制の対象は、政令で指定された8種類の特定建設作業に限られます。充電式のインパクトドライバや丸ノコを使う作業そのものは、この8種類に含まれません。
※第1号区域には、学校、保育所、病院、患者を入院させる施設のある診療所、図書館、特別養護老人ホームの敷地の周囲おおむね80メートルの区域が含まれます。振動規制法では敷地境界で75デシベル以下が基準です。
出典:e-Gov法令検索『騒音規制法』
出典:神奈川県『特定建設作業(法律)』
つまり、充電式工具に替えたから基準を満たせるという話ではありません。効いてくるのは別の筋道です。
1つは近隣への配慮です。学校や病院の周囲おおむね80メートルの区域では、規制の対象になる作業の時間帯が狭く、工程を組みにくくなります。同じ現場で出る音を全体として抑えておくと、苦情から作業が止まる事態を避けやすくなります。
もう1つは排気ガスです。マキタのバッテリー式は排気ガスを出さないため、屋内や換気の設備が整っていない狭い空間でも、周囲の空気を汚さずに作業を進められます。
足場の組み立てと解体、屋根の上での作業は、落下と隣り合わせです。厚生労働省の資料では、建設現場の死亡事故のうち墜落と転落が高い割合を占め、建築や土木、木造住宅の建築工事で発生の頻度が高い傾向が示されています。
高所でコードのついた丸ノコやインパクトドライバを使うと、垂れ下がったコードが足場の隙間に引っかかり、予期しない力で作業者を引っ張ることがあります。体勢を崩して落ちる、手元から滑った工具が下の作業者に当たるという二次的な事故につながります。
出典:厚生労働省 神奈川労働局『建設業における災害防止のポイント』
出典:厚生労働省『災害事例』
高所作業では落下防止の対策が義務付けられていますが、あわせて足元をすくう要因を現場から取り除くことが有効です。コードレスにすると、作業者はコードの絡まりを気にせず、安全帯のフックを掛け替える手順に集中できます。
コンクリートを流し込んで固める工程が終わったあと、設計の変更や配管を通す穴の開け忘れによって、急に手作業でコンクリートを削ったり穴を開けたりする作業が出ることがあります。
この段階では足場や保護シートが片付いていることが多く、大型の機械や重機を運び込むのが場所と時間の都合で難しくなります。ここで候補になるのが、40Vmaxの充電式ハンマドリルです。
コンセントに挿して使う有線式に近い出力と穴あけの速さを備えており、現場に着いたその場から作業を始められます。配線を引き回す時間がなくなるため、小規模な削り作業を短い時間で終えられます。

1つの候補として当社にご相談いただけます。在庫や距離、現場の状況によりますが、午前中のご連絡で近隣エリアへは午後のお届けを目指します。なお、当日の手配は口座をお持ちのお取引先様を対象としています。
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ご不明な点がございましたら、お電話でもお受けしております。082-232-1141(当社 本社)
広い農地や高低差のある斜面での草刈りは、農業に携わる方にとって負担の大きい作業です。エンジン式の草刈機は出力がある一方で、ガソリンの準備と保管、そして重い燃料の缶を斜面まで運ぶ作業が伴います。
給油の作業そのものにも注意が要ります。エンジンの熱い部分に枯れ草やこぼれた燃料が触れて発火した事故や、刈り取った草を燃やして処分する際に燃料を注いで火災になった事故が発生しており、消費者庁と農林水産省が注意を促しています。
充電式へ替えると、ガソリンの準備、運搬、保管に伴う手間がなくなります。予備の充電池を持ち運ぶだけで準備が整い、燃料が漏れて服や土が汚れることもありません。
出典:消費者庁『刈払機(草刈機)の使用中の事故にご注意ください』
出典:国土交通省 近畿地方整備局『肩掛け式草刈機の安全対策マニュアル(案)』
市街地や住宅のすぐ隣にある畑やビニールハウスでは、作業する時間帯と音への配慮が問題になります。夏の農作業では熱中症を避けるため、早朝の涼しい時間帯や夕方に草刈りを行うことが勧められています。
一方で、エンジン特有の響きやすい排気音は、近隣との騒音の問題に直結しやすくなります。ここが充電式に替える判断の分かれ目です。
充電式の草刈機は動作音がモーターの回転音に限られるため、早朝や夕方の涼しい時間帯でも音を抑えて進められます。マキタの充電池で動く保冷温庫を現場に持ち込めば、日射のある畑の中でも冷えた飲み物を手元に置けます。
機種の選び方はマキタ草刈機(充電式)の選び方と電圧別の違い、農業向けと施設管理向けの推奨はマキタの草刈機(充電式)おすすめモデルでご案内しています。
学校や自治体の施設を管理する教職員や事務職員は、機械の仕組みや手入れの知識を持っていない場合があります。エンジン式の草刈機はかける手順が複雑で、順番を間違えるとかからなくなり、原因の切り分けが難しくなります。
また草刈りの作業では、回転する刃が障害物に当たったときに本体が跳ね返り、作業者や周囲の人が負傷した事故が報告されています。防護メガネや手袋を着けないこと、使う前の刃の点検を飛ばすことが、事故につながる要因として挙げられています。
マキタの充電式草刈機は、充電池を挿してスイッチを押すだけで動くため、手順が短くなります。あわせて次のような電子制御の機能を備えた機種があります。

刈刃が障害物に突き当たり、回転する速さが急に落ちたことを感知すると、自動で電気を止めて跳ね返りを抑えます。
金属の刃の代わりにナイロン製のコードを使う仕様に替えられます。障害物に当たっても金属の破片が飛ばないため、人が行き交う敷地内でも進めやすくなります。
機械の側で安全を支える仕組みがあると、専門の教育を受けていない職員でも、決められた手順で施設管理の業務を続けやすくなります。
出典:独立行政法人国民生活センター『刈払機(草刈機)の作業中の事故に注意』
自治体の役所や公立の学校は、災害が起きたときの指定避難所として定められています。停電した状況を想定し、外部からの電気の供給がない状態でも照明や通信を維持できる非常用の電源を確保することが求められています。
しかし産業用の大型蓄電池や非常用の発電機は、置く場所と導入の負担から、すべての避難施設に備えるのが難しくなります。ここで、施設の維持管理で使っているマキタの工具用の充電池を、予備の電源として兼用する考え方があります。
マキタ純正のUSB用アダプタは、14.4Vや18Vの工具用充電池に取り付けるだけで、携帯端末を充電できる電源に変わります。避難所での使い道を整理すると次のようになります。
大容量の電源システムを新たに用意するには専門の機器が要りますが、マキタ製品を使えば、普段は施設管理の工具として動かしながら、停電時には電源として使えます。普段の稼働と非常時の備えを1つの系統でまとめられる点が、学校や官公庁の設備管理に合います。
マキタの充電式工具を社内へ入れるとき、見落としやすいのが18Vと40Vmaxの間の互換性です。基本の電圧が違うだけでなく、工具側の接続部の形も異なるため、互いの充電池を差し替えられません。

出典:株式会社マキタ『18Vシリーズ』
出典:株式会社マキタ『40Vmaxシリーズ』
互換性の違いを知らずに現場ごとに違う系統の機種を買い足すと、社内に規格の違う充電池と充電器が混ざり、使い回せるという利点が薄れます。2系統の詳しい違いと選び分けはマキタの工具と機器の選び方で表にまとめています。
プロ用の電動工具は手軽に買える環境が整っています。一方で、過酷な使用を前提とする機材では、修理の経路を決めずに買うと、故障したときに現場が止まります。
修理と整備の設備を持たない販売経路では、工具の精度の調整や代替機の配送といった対応の窓口が手元にありません。故障のたびにメーカーへ送って見積もりを待つ手順を踏むことになり、その間は作業が進みません。
また、現場同士の継続的な取引では、一定期間の取引額をまとめて後日清算する掛け売りが基本になる場合が多く、その都度支払う方式では経理の手続きが増えます。
1つの候補として、当社では販売と代替機の手配を承っています。修理の進め方は広島のマキタ修理で現場を止めない方法、レンタルとの組み合わせは広島でマキタの電動工具をレンタルする方法でご案内しています。
まずは購入元の窓口、あるいは買い求めた販売店の修理受付にお持ち込みください。マキタの営業所へ直接連絡して持ち込み修理を依頼する経路も用意されています。
当社が納めた製品の修理をお受けしています。機種と状態をお知らせください。
使う頻度と工事の期間の連続性から判断します。1年を通して毎日動かす主力の機材は、購入して保有する形が負担を抑えます。一方で次のような機材はレンタルが向きます。
短期間の工事だけで急に必要になる、大きなサイズのハンマドリルなどの特殊な工具
夏の数か月だけ使う、充電式草刈機や保冷温庫などの季節的な機材
導入の前に、自社の現場で使えるか試しておきたい機材
自社が手がける施工の負荷の大きさで判断します。材料を加工して仕上げる大工や内装の工事、戸建て住宅の配線を手がける電気工事のように、軽さと出力のつり合いが生産性に効く現場では18Vが向きます。
18Vは充電池そのものが軽く、頭上での長い作業でも疲れを抑えられます。対応する工具の数も多く、幅広い用途に当てられます。
一方で、コンクリートの構造物を解体するハツリ工事、鉄筋の切断が頻繁に出る土木工事、荒れ地の硬い草木を刈り倒す大規模な造園業のように、切断の力と防水防じんの仕様を求められる現場では40Vmaxを軸に揃える形が向きます。負荷の高い作業が続いても出力を保てる設計です。買ったあとの修理や消耗品の窓口がどこになるかは、マキタ登録販売店とは何かを整理した記事で説明しています。
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