広島県広島市の秋本産業株式会社では、建築資材・工具の卸販売、各メーカーの最新電動工具のレンタルをおこなっています

解体や設備の改修では、木の下地材も鋼管も塩ビ管も、同じ1台で切り落としたい場面が出てきます。細長いブレードを前後に往復させて切るレシプロソーは、刃を差し替えるだけで相手の材を変えられる工具です。マキタでは型番がJRから始まる系統がこれにあたります。機種を比べるときに見るところは、ストローク長、毎分のストローク数、無段変速の有無、オービタル機構、防振の造りの5つです。
同じレシプロソーでも、この5つの組み合わせによって切り進む速さと切り口の荒れ方が変わります。ブレードの側も、材質と山の粗さで得意な相手が分かれます。1インチ当たりの山数が6の木材用の刃で鋼管に当てれば山が飛び、山数24の細かい刃で角材を切れば切りくずが溝に詰まって前に進みません。本体と刃を別々に決めてしまうと、カタログに載っている切断能力どおりには切れないまま終わります。
たとえば解体で釘が入った下地材を落としていく作業と、天井裏で立ち上がりの鋼管を切る作業では、選ぶ刃も持ち方も別です。前者はオービタル機構を効かせて木を粗く速く落とし、後者はオービタル機構を切り、細かい山の刃でストローク数を落として進めます。同じ切断でも、切り口をそろえたい場面ではバンドソーが向き、曲線や開口を抜く場面ではジグソーが向きます。
本記事では、レシプロソーが受け持つ作業の範囲、機種差を作る5つの機構、ブレードの材質と山の粗さの合わせ方、配管の切断に振ったパイプソーという派生、バンドソーとジグソーとの使い分け、導入後の予備ブレードの備えと点検の段取りを順に整理します。
※本記事は電動工具の一般的な選び方と、関係する法令や指針の考え方を整理したものです。個別の機種の仕様値や付属品の組み合わせは年式によって変わりますので、導入をご検討の際はメーカーの最新のカタログと取扱説明書をご確認ください。作業に伴う安全上の定めは、実際の作業内容と現場の条件によって適用される範囲が変わります。
当社はマキタの代理店です。広島の本社と5つの営業所から、電動工具と建築・土木資材をお届けしています。
お探しの品目やお困りごとがはっきりしている場合は、この先を読み進める前にご相談いただいて構いません。ご相談は法人・個人事業主のお客様を対象としております。082-232-1141(当社 本社)/お問い合わせフォーム
目次
レシプロソーは、1枚の細長いブレードを本体の前後方向に往復させて材を切ります。丸ノコのように円い刃が回る造りではないため、刃の先が届く隙間さえあれば、そこから切り始められます。造りの違いが、そのまま受け持つ作業の範囲の違いです。

丸ノコやテーブルソーは、ベースを材に載せて直線を送る前提の造りです。レシプロソーは本体の先端のシューだけが材に当たり、ブレードは宙に出た状態で往復します。材を作業台に固定できない場所、たとえば壁に付いたままの下地や、天井から吊られたままの配管でも、その場で切り落とせます。
代わりに、切り口は丸ノコほどそろいません。ブレードの厚みは別販売品一覧では0.9mmから1.5mmで、材の中で左右にわずかに逃げます。仕上げ面として見えてくる箇所を切るときは、切り代を残しておき、あとで別の工具で面を始末する段取りにします。
切っている間はシューを材に押し付けます。取扱説明書は、シューを取りはずしたり材料から離して使用すると反動が大きくなり、ブレードの破損原因になると書いています。シューを浮かせたまま切ると本体が上下に跳ね、ブレードの付け根に曲げの力が集まります。
1台で木、金属、樹脂、石膏ボードまで扱えるのは、ブレードを差し替えられる造りがあるからです。多くの機種はレバーやリングを操作するだけでブレードを抜き差しできますので、材が変わるたびに工具箱を開ける手間がかかりません。
現場に上がるときは、粗い山の刃と細かい山の刃を最初から持っていく形にします。木材解体用のBIM45からBIM47は1インチ当たりの山数が6、鉄・ステンレス用のBIM53からBIM61は14から24です。どちらか一方だけを持って上がると、材が変わった時点で作業が止まります。切る相手が事前に読めない解体では、木材と鉄をまたぐ山数10のBIM51・BIM52を軸に、細かい山の刃を足す組み方にします。材ごとに刃を替える考え方は、丸ノコの刃径と切込み深さの見立てとも重なる部分があります。
解体では、釘やビスが打たれたまま下地材を切ることがあります。丸ノコのチップソーを釘に当てるとチップが欠けますが、レシプロソーは釘付き木材向けのブレードを使えば、釘ごと切り進められます。抜いてから切るのではなく、入ったまま落とせる点が解体でのおもな持ち場です。機械に付ける刃の側はチップソーの品目と刃数の見方で扱っています。
工具の手配とは別に、先に決めておく段取りがあります。建築物の解体や改修に入る前には、石綿を含む建材が使われていないかを調べる定めがあり、解体部分の床面積の合計が80平方メートル以上の建築物の解体工事など、一定の規模以上の工事では事前調査の結果を報告することになっています。誰が調査を行い、誰が報告するのかを、工具と刃の手配と同じ段取りの中で決めておきます。
刃の入る隙間はブレードの幅だけです。厚み0.9mmから1.5mmの刃が通れば、床下、天井裏、機械の裏側、配管が集まったパイプシャフトの中のように、円い刃を回す余地がない場所でも使えます。壁を壊さずに中の管だけを切る進め方もできます。
高所や脚立の上で使う場合は、切り落とす側がどちらへ落ちるかを見てから刃を入れます。切り離れた瞬間に本体が前へ抜けるため、そこに人や配線がない状態を作っておきます。
同じ切断でも、切り口の始末が前提になる工具は受け持つ場所が違います。板金の切断で使うチップソーやグラインダは、切り粉と切り口のバリを出すため、切ったあとの手当てまでを含めて段取りを組む道具です。パワーカッタや鉄筋カッタといった動力の切断工具も、この系統に入ります。これらの系統の分かれ方は電動カッターの系統と切る相手の対応で整理しています。
出典:厚生労働省『石綿総合情報ポータルサイト 石綿事前調査結果報告システムについて』
機種の差として現れるのは、ストローク長、毎分のストローク数、無段変速、オービタル機構、防振の造りの5つです。うち数値で比べられるのは前の2つと切断能力ですので、取扱説明書の主要機能に載っている値を7機種分並べます。表の値はすべて各機種の取扱説明書の主要機能から取ったもので、100Vの3機種は欄名が「ストローク」、充電式の4機種は「ストローク長」と表記されています。
取扱説明書の主要機能で確認できる7機種のストローク
同じ7機種の切断能力・質量・オービタル機構の記載
7機種のうち6機種はストローク長が30mmから32mmに収まり、切断能力もパイプ外径130mmでそろいます。差が出るのは18VのJR184Dで、ストローク長13mm、パイプφ50mm、木材厚さ50mmと持ち場が別です。質量はJR184Dの1.7kgからJR002Gの4.5kgまで2.6倍の幅があり、狭所や高所で片手を添える作業では、この差が1日の疲れに出てきます。
機種を比べるときに見る5つの機構
ストローク長は、ブレードが1往復で前後に動く距離です。この距離が長いほど、1往復あたりに材へ当たる刃の範囲が広がります。同じブレードを使っても切り進みが速くなり、熱と摩耗が刃の1箇所に集まりにくくなるため、刃の持ちにも効いてきます。
上の表のとおり、7機種のストローク長は13mmと30mmから32mmの2群に分かれます。30mmから32mmの6機種はパイプ外径130mmまでを切断能力に挙げており、13mmのJR184Dはφ50mmまでです。太い材を数多く落とす解体では、ストローク長が長いほうが1往復あたりの切り進みで働きます。
ただし本体の長さはストローク長に比例しません。全長はJR184Dが398mm、JR002Gが436mm、JR3051Tが447mm、JR001Gが457mm、JR3070CTが485mm、JR186Dが486mm、JR3061Tが487mmです。同じストローク長32mmのなかでも436mmから487mmまで51mmの幅がありますので、天井裏や床下のように差し込む長さが決まっている場所では、ストローク長より本体の全長を先に見ます。
毎分のストローク数は、1分間にブレードが何往復するかを表す値です。ダイヤルで上限を決められる機種では、取扱説明書に材料ごとのダイヤル表示の目安が載っています。JR002Gは1から5の5段、JR3070CTは1から6の6段で、どちらも同じ順で材料が並びます。
取扱説明書に載っている材料別のダイヤル表示の目安
ダイヤルの数字に対応するストローク数も取扱説明書に載っています。JR002Gは1が0〜1,000、2が0〜1,500、3が0〜2,000、4が0〜2,500、5が0〜3,000です。JR3070CTは1が950、2が1,000、3が1,400、4が1,850、5が2,500、6が2,800です。木材のダイヤル5とステンレスのダイヤル1〜2を突き合わせると、同じ1台で3倍前後の幅を使い分けている計算です。
速く回すほど早く切れるわけではありません。取扱説明書には、一般的に高速では速く切れるがレシプロソーブレードの寿命が短くなり、低速では速くは切れないが寿命は長くなる、と書かれています。金属を切る場合は切削油を塗布するようにも指示があります。塩ビ管のような樹脂では、熱で切り口が溶けて刃に絡み、溝が塞がって前に進まなくなります。
無段変速は、スイッチの引き加減でストローク数を変えられる造りです。JR002GとJR3070CTの取扱説明書は、作業内容によりストローク数を無段階に調整できると記し、作業中でも調整できると書き添えています。JR001Gにはダイヤルがなく、引金の引き加減と、高速・低速の2段階の速度切り替えで合わせる造りです。切り始めだけゆっくり進めてブレードを材に食い込ませ、溝ができてから上げていく使い方は、どちらの造りでもできます。
オービタル運動について、JR002GとJR3070CTの取扱説明書は、レシプロソーブレードが上下・前後・同時に動く運動を指し、これにより切断能率がよくなると説明しています。JR002Gは切り替えレバーでONとOFFの2段階、JR3070CTは0からIIIまでの4段階で運動量を選ぶ造りです。段階ごとの用途も取扱説明書に書かれています。
JR3070CTのオービタル運動量と取扱説明書に示された用途
JR002Gの2段階も同じ考え方で、OFFが鉄パイプ・鋳鉄管・アルミ・プラスチック・ステンレスの切断、ONが木材とALCの高速切断に割り当てられています。取扱説明書は、一般的に木材などの軟質材はオービタル運動が適しているものの、被削材の硬さや形状により適さない場合があると付記しています。金属と樹脂で切り口をそろえたい作業では、0またはOFFの側に置いて進めます。
7機種のうちオービタル機構の記載があるのはJR002GとJR3070CTの2機種で、JR001G・JR186D・JR184D・JR3061T・JR3051Tの取扱説明書には記載がありません。木の粗切りと金属の切断を1台で行き来する現場では、段階の切り替えができる機種を選ぶ形です。JR3070CTには、負荷がかかっても回転が下がりにくい定回転制御と、始動の反動を抑えるソフトスタートもあわせて記載されています。
レシプロソーはブレードを往復させる工具ですので、往復の反動が本体を通って手に伝わります。マキタは低振動機構をAVT(Anti Vibration Technology の頭文字)と呼び、2005年に開発したのち、ハンマドリル以外にもAVTを搭載した製品を増やしてきたとニュースリリースで説明しています。本記事に載せたJR002Gの製品外観でも、本体側面にAVTの表示が見えます。
同リリースが40mmハンマドリルについて挙げているAVTの中身は3つです。ハンドル部を振動部から分離してその間に4つの防振バネを入れる防振二重構造、エアの力でおもりをピストンと逆に動かして前後の振動を打ち消すアクティブ動吸振器、打撃エネルギーの反力を吸収する防振スプリングという構成です。振動を打ち消す部品を本体に組み込む考え方が、防振の造りの中身です。
なお、本記事で確認した7機種の取扱説明書の主要機能には、振動3軸合成値の欄がありませんでした。機種ごとの振動値を数字で比べる場合は、工具本体の表示や製造者の公開資料で値を確認します。
振動を伴う作業の時間については、厚生労働省がチェーンソー以外の振動工具を扱う業務に向けて示した振動障害予防対策指針があります。同指針は日振動ばく露量A(8)という値で管理する形をとり、日振動ばく露限界値を5.0m/s²、日振動ばく露対策値を2.5m/s²としています。日振動ばく露限界時間が2時間を超える場合には、当面、1日の振動ばく露時間を2時間以下とすることが示されています。
ただし適用範囲は読み替えが必要です。同指針が対象とする工具は別紙1に列挙されており、レシプロソーは挙げられていません。往復動工具として挙げられているのは、バイブレーションシャーとジグソーの2つだけです。上の数値はレシプロソーに直接かかる定めではありませんので、振動工具の管理の考え方として読み、実際に適用される範囲は作業内容と使用する工具に照らして確かめます。
工具の側で振動を抑える手と、作業の側で時間を区切る手は、どちらか一方では足りません。防振の造りがある機種を入れたうえで、作業者を交代させる段取りと、切断作業を1日のどの時間帯に寄せるかを決める形で組み立てます。1つの手として、当社では1日に切る本数と現場の人数をうかがってから、防振の造りの有無と予備のブレードの本数を含めた組み合わせをお出ししています。
JR002Gの取扱説明書では、ブレードの取り付けはドライビングスリーブのレバーを止まるまで回して解除状態にし、ブレードを奥まで差し込んで引っ張り、抜けないことを確認する手順です。取りはずしは、レバーを止まるまで回すとブレードが押し出されます。工具を使わずに抜き差しできる造りですので、1日に何度も材が変わる現場でも手が止まりません。取り付けと取りはずしの前にスイッチを切ってバッテリーを抜くこと、作業直後のブレードは熱くなっているため触れないことも、あわせて指示されています。
シューの側では、位置を前後にずらせる造りがあります。JR3070CTの取扱説明書は、ブレードの一部だけ切れ味が悪くなった場合に刃部全体を使えるようシューの位置を調整するよう案内し、5段階で位置を変えられると記しています。JR002Gはシュー固定レバーとシュー着脱ボタンを備え、メンテナンスの際にシューごと外して本体内の切粉を排出できる造りです。シューを取りはずした状態で使わないことは、どちらの取扱説明書にも注意として書かれています。
刃元を照らすライトと、脚立の桟に掛けるフックの有無も見ておく項目です。JR002Gのライトは引金を引くと点灯し、放すと約10秒で消灯します。本体が熱くなった場合はライトが点滅し続け、約1分後に消える造りです。付属品では、JR002GZが本体とレシプロソーブレードのみ、JR002GRDXがバッテリBL4025を2個と充電器DC40RA、プラスチックケース、バッテリカバー2個を加えた組み合わせで、DC40RAの充電時間は実用充電完了が約19分、フル充電完了が約28分と記載されています。
電源方式は、交流式と充電式に分かれます。交流式は電源が取れる限り時間の制約がなく、保守の項目にはカーボンブラシの交換が入ります。充電式はコードの取り回しがない代わりに1充電あたりの切断量で区切られ、JR001GとJR002Gには防じん・防水性能IP56の記載があります。動力の取り方から機種を分ける考え方は、充電式工具とエンジン式の比較で使う判断軸と同じ形で整理できます。
出典:株式会社マキタ『充電式レシプロソー JR001G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式レシプロソー JR002G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式レシプロソー JR186D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式レシプロソー JR144D/JR184D/JR184DT 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『レシプロソー JR3070CT 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『レシプロソー JR3061T 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『レシプロソー JR3051T 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『ニュースリリース(2013年7月30日)』
出典:厚生労働省『チェーンソー以外の振動工具の取扱い業務に係る振動障害予防対策指針について』
本体を決めたあとに残る作業が、ブレードの組み方です。レシプロソーで切れる相手は、本体の能力よりもブレードの材質と山の粗さで決まります。同じ本体でも、刃を替えれば木から鋼管まで移れますし、替えなければどちらも切れません。
JR001Gの取扱説明書には、別販売品のご紹介としてレシプロソーブレードの一覧が3ページにわたって載っています。種類の欄に現れる呼び名は、HCS、バイメタル、マトリックスⅡ、ハイス、超硬刃です。バイメタル・マトリックスⅡ・ハイスの3つは1つの欄にまとめて置かれ、HCSと超硬刃は別の欄に分かれています。
別販売品一覧のレシプロソーブレード(主要切断材料と山数)
一覧から読み取れる並びは単純です。木材解体用の山数は6、木材と鉄をまたぐBIM51・BIM52は10、鉄・ステンレス用は14、ダクトやデッキプレートまで挙げるBIM56以降は18から24へ上がります。相手が硬く薄くなるほど山が細かくなる並びで、厚みも解体用の1.3mmに対し鉄・ステンレス用は0.9mmと薄くなります。
超硬刃のHM2からHM4は、主要切断材料が鋼鉄管・複合材で、パイプの欄に鋳鉄・炭素鋼・ステンレス可と書かれています。山数は6と8で、細かい山が並ぶ鉄工用とは別の考え方の刃です。当てる相手を決めて使う刃ですので、常用の刃とは別に管理します。機種と刃物の組み合わせの全体像は、マキタの工具と機器を用途から絞り込む考え方のほうにまとめてあります。
山の粗さは、1インチ当たりの山数で表されます。数字が小さいほど山が大きく、1つの山が削り取る量が増えます。木材解体用の6から、ダクトやデッキプレート向けの24まで4倍の幅があります。
山数と材の厚みの突き合わせ方については、マキタのポータブルバンドソーPB003Gの取扱説明書に基準が書かれています。ソーブレード山数の選定は、材料の肉厚に2山以上かかることを基準に選定するようにという指示です。帯のことレシプロソーブレードは別の刃ですが、材の厚みに山が何山かかるかで選ぶ考え方は共通で、前の表も薄い板ほど山数が大きい並びになっています。
山数を切断能力の欄と突き合わせると、対応がはっきり出ます。軟鋼板の欄は、山数24のBIM60・BIM61が3mm以下、山数18のBIM56からBIM59が1.5mmから4.5mm、山数14のBIM53からBIM55が3mmから6mm、山数10と14のBIM48からBIM50が4mmから6mmです。薄い板には細かい山が割り当てられ、厚い板は粗い山でも受けられる並びになっています。
木材の欄も同じ形です。山数6のBIM45からBIM47が10mmから225mm、山数10のBIM51・BIM52が8mmから125mm、山数14のBIM53からBIM55が5mmから100mmで、粗い山のほうが厚い材を受け持ちます。手元の材の厚みが分かっていれば、山数と切断能力の2列を並べるだけで候補は数本に絞れます。
買い足すときは、いま使っている刃の番号を控えておけば同じものを選べます。BIM45とBIM47のように主要切断材料も山数も同じで全長だけが150mmと300mmに分かれる番号が並びますので、現場で混ぜて持ち歩くと取り違えます。袋のまま持つか、系統ごとに仕切った箱に入れる形にします。
別販売品一覧では、木材の欄に釘入り可と明記された番号が並びます。BIM45からBIM47は主要切断材料が木材(釘可)・ALC・木材解体用で、木材10mmから225mmが釘入り可です。BIM48からBIM50は鉄・ステンレス・設備解体用で、木材8mmから225mmが釘入り可、その他の欄に設備解体にと書かれています。釘やビスが入ったまま落とす作業では、この釘入り可の表記がある番号から選びます。
木と金属と樹脂が層になった材では、切っている途中で相手が変わります。金属の下地が入った石膏ボードの壁や、鋼板の間に断熱材が入ったパネルが該当します。BIM48からBIM50は、軟鋼板4mmから6mm、非鉄金属4mmから12mm、プラスチック5mmから100mm、パイプφ125mmからφ225mm以下、木材8mmから225mmを1本で受け持つ欄構成です。層ごとに刃を替えられませんので、層のうち硬い側に耐える番号を基準に選びます。
刃長も選定の条件です。BIM45は全長150mmで木材の切断能力が10mmから75mm、BIM46は225mmで10mmから150mm、BIM47は300mmで10mmから225mmです。全長から木材の上限を引くと、3本とも差はちょうど75mmです。往復の逃げ分と本体側の差し込み分がここに入る計算ですので、材の厚みが分かっている作業では、厚みに75mmを足した全長の刃を目安に選びます。
材料別のダイヤル目安と別販売品一覧は、木材・ALC・鉄パイプ・鋳鉄管・アルミ・プラスチック・ステンレスという同じ材料名で書かれています。2つを突き合わせると、切る相手ごとに刃の番号とダイヤルの位置が1組にまとまります。
材料別のダイヤル目安と別販売品一覧を突き合わせた組み合わせ
鋼管を切るときに起きやすいのが、刃が管の表面を滑って墨線から外れる形です。取扱説明書の切断方法は、シューを材料にしっかり押し当て、ブレードを材料に軽く接触させ、引金を少し引いて低速で切り始め、ブレードの位置が決まってから引金を大きく引いて高速で切断する、という順番を示しています。管は丸いため、この順番を飛ばして高速で当てると刃が横へ逃げます。
管の材質と径で番号が分かれる点も表のとおりです。鋳鉄管を含む鋼鉄管はHM2からHM4がØ75mmからØ200mm以下、鉄の鋼管はBIM42がφ5mmからφ100mm、塩ビ管はBIM41がφ5mmからφ100mm、BIM43・BIM44がΦ140mmまでを受け持ちます。金属を切る場合は切削油を塗布し、熱い切粉が出るため手袋を着用するよう取扱説明書に指示があります。
出典:株式会社マキタ『充電式レシプロソー JR001G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式レシプロソー JR002G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『レシプロソー JR3070CT 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式ポータブルバンドソー PB003G 取扱説明書』
レシプロソーの系統には、金属管の切断に振った形があります。現場ではパイプソーと呼ばれます。本体に管を抱え込む固定具を組み合わせ、丸い管が刃に押されて回るのを止めながら切る造りです。設備の配管を数多く切る作業では、この派生が持ち場です。

手で押さえたまま管を切ると、切り進むにつれて管が動き、切り口が斜めに入ります。管の径が太くなるほど、刃が押す力に対して管が回りやすくなります。固定具で本体と管を一体にすれば、刃の入る角度が最後まで保たれます。
固定具の締め方にも段取りがあります。強く締めすぎると薄い管がつぶれ、切り抜けたあとに断面が変形します。緩いと切っている間にずれます。実際の作業では、管を軽く挟んで刃を当て、溝ができた時点で締め直す形が扱いやすいです。
管の径をどこまで受けられるかは、本体と刃の両方に上限があります。本体側の切断能力のパイプの欄は、JR001GとJR002Gが外径130mm、JR3070CT・JR3061T・JR3051Tがφ130mm、JR184Dがφ50mmです。刃の側は、鋳鉄管を含む鋼鉄管向けのHM2からHM4がØ75mmからØ200mm以下、鉄の鋼管向けのBIM42がφ5mmからφ100mmです。φ130mmの本体にØ75mmの刃を付ければ上限は75mmですので、組み合わせた側の小さいほうが受け持ちの上限を決めます。
天井裏や壁の内側の立ち上がり管では、工具を管の周りで一周させる余地がありません。往復式の刃は片側から差し込んで切り進められますので、周囲に余地がない位置でも入ります。壁を大きく開けずに管だけを切り離す進め方ができるのは、この工具の形によるものです。
一方で、切り口の直角がそのまま要る場面には向きません。切ったあとにねじを切る、継手を差し込むといった作業では、切断面の直角と面の平滑さが後工程に影響します。この場合は、切り口がそろうバンドソーや、管専用のカッタのほうが後の手間が少なくなります。切り離すことが目的か、切り口を使うことが目的かで工具を分けます。
配管の更新工事では、同じ径の管を数十本まとめて切ります。1本ごとのわずかな時間差が本数分だけ積み上がるため、固定具の脱着の速さと刃の持ちが工程に出てきます。JR001GとJR002Gの取扱説明書には、1回の充電での作業量として材料別の切断量が載っています。
取扱説明書に載っている1回の充電での切断量(バッテリBL4025)
取扱説明書は、これらを参考値とし、材質やブレードの切れ味などにより異なると付記しています。スイッチの引金を最大に引き込んだ状態での値であることも書かれています。予備のバッテリーを使って連続作業をする場合は本体を15分以上休止させるようにという注記もありますので、本数の見積もりには休止の時間も入れておきます。
同じ鋼管とBIM48の組み合わせで、JR001Gが約60本、JR002Gが約90本と1.5倍の差が出ています。バッテリーはどちらもBL4025で同じですので、必要なバッテリーの本数は本体側で変わります。切断の途中で刃やバッテリーが尽きると、その日の工程が止まります。消耗品を切らさない備え方は、電動工具の仕入れ業者を在庫と納期で見る判断のほうで詳しく整理しています。
出典:株式会社マキタ『充電式レシプロソー JR001G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式レシプロソー JR002G 取扱説明書』
切断の工具をそろえるときに迷いやすいのが、レシプロソー、ポータブルバンドソー、ジグソーの3つです。マキタの型番では、レシプロソーがJR、ポータブルバンドソーがPB、ジグソーがJVから始まる系統です。3つを分ける軸は、切り口の直進性、材の固定が要るかどうか、狭所での取り回しの3つに整理できます。
3つの工具の受け持ちの違い
3系統の代表機種について取扱説明書に載っている値
切断能力の欄は、そのまま横に比べられません。レシプロソーとバンドソーはパイプの径、ジグソーは板や角材の厚みで書かれており、単位の取り方が違います。読み替えると、パイプはレシプロソーが外径130mm、バンドソーが丸パイプ66mmで、口に材を入れるバンドソーのほうが受けられる径は小さくなります。木材の厚みはレシプロソーが255mm、ジグソーが135mmです。
振動の値の載り方も3系統で違います。ジグソーのJV182Dは取扱説明書に振動3軸合成値が載り、EN60745-2-11規格に基づいて木工7.0m/s²、金工3.5m/s²と書かれています。JR002GとPB003Gの取扱説明書に同じ欄はありませんでした。厚生労働省の指針が往復動工具としてジグソーを挙げていることとあわせて読むと、日振動ばく露量A(8)を数値で計算しやすいのはジグソーの側です。
ポータブルバンドソーは、輪になった帯のこを2つの車輪で一方向に回し続ける工具です。刃が往復しないため反動が小さく、切っている間に本体が跳ねません。切りくずも細かく、鋼材の断面が後工程でそのまま使える程度にそろいます。寸法どおりに切ることが目的の作業では、この直進性が働きます。
PB003Gの取扱説明書では、帯のこの周速をスピード調整ダイヤル1から6で選び、1.3m/sから3.2m/s(78m/分から192m/分)の範囲に収まると記されています。ダイヤルの用途欄には、ステンレスや合金鋼などの難削材、丸棒や形鋼や鋼管などの厚肉材、鋼管などの薄肉材が並びます。レシプロソーがストローク数を毎分の往復数で表すのに対し、バンドソーは刃が進む速さそのものを周速で表す点が違います。
代わりに、切り込む形が口で材を挟む形ですので、口に入る大きさの材に限られます。PB003Gの本体寸法は長さ392mm×幅188mm×高さ256mm(BL4040装着時)で、幅と高さの側に場所を取ります。壁の中に埋まった管や、周囲に本体を差し込む余地がない場所では入りません。切り離すことが目的で場所が狭い作業はレシプロソー、切り口を使う目的で材を口に入れられる作業はバンドソー、という分け方が現場では扱いやすくなります。

ジグソーは、短いブレードを上下に往復させ、ベースを材に載せて前へ送る工具です。刃が細いため、送る向きを変えれば材の中で曲がれます。合板の開口、造作材の曲線、天板の穴あけのように、直線だけでは終わらない切断を受け持ちます。
18VのJV182Dで見ると、ストロークは26mm、ストローク数はスピード調整ダイヤル1から6で800min-1から3,500min-1、傾斜切断は左右0度から45度です。オービタル運動の調整もレシプロソーと同じ0からⅢの4段階で、0が軟鋼板・ステンレス・プラスチックの切断および木材・合板のきれいな切断、Ⅲが木材・合板の高速切断に割り当てられています。ジグソーブレードが上下・前後、同時に動く運動を指すという説明も、レシプロソーの取扱説明書と同じ書き方です。
反面、ベースを載せる平らな面が要ります。材を台に置くか、クランプで固定してから切る前提の工具です。壁に付いたままの材や吊られた管には使えません。ここがレシプロソーとの違いです。
3つを選び分けるときに最初に見るのは、その材を押さえられるかどうかです。押さえられない場所であれば、片持ちで刃が宙に出るレシプロソーだけが入ります。押さえられて、なおかつ切り口をそろえたいのであれば、バンドソーかジグソーに移ります。切り口をそろえる必要がなく、押さえられるのであれば、どれでも切れますので取り回しで決めます。
この線引きは、工具を何台そろえるかにも効いてきます。解体が中心の現場では、レシプロソーを人数分そろえてバンドソーを1台共用する形が回ります。造作や内装が中心の現場では、ジグソーが人数分あって、レシプロソーは解体と設備の切り離し用に置いておく形です。どちらの現場でも、同じ電圧のバッテリーでそろえておけば充電器と予備電池を共用できます。電圧のそろえ方の考え方は、インパクトドライバーをトルクと電圧から絞り込む見方と同じです。
レシプロソーは本体が前後に細長く伸びる形ですので、刃の先だけが入る隙間で使えます。天井裏のように差し込む長さが決まっている場所では、全長398mmのJR184Dと487mmのJR3061Tで89mmの差が出ます。幅と高さも、JR184Dが81mm×220mm、JR002Gが97mm×250mmと違います。バンドソーは口の開きの分だけ本体が横に張り出しますので、その張り出し分の余地が要ります。ジグソーはベースを載せる面が要りますので、平らな面がある場所に限られます。
高所や脚立の上での作業では、質量1.7kgのJR184Dと4.5kgのJR002Gで支え方から変わります。片手で支えて切るのであれば、その重さを片手で保てる機種にします。両手で持つのであれば、両手が離せる足場を用意します。
出典:株式会社マキタ『充電式レシプロソー JR144D/JR184D/JR184DT 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『レシプロソー JR3061T 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式レシプロソー JR002G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式ポータブルバンドソー PB003G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式ジグソー JV142D/JV182D 取扱説明書』
レシプロソーは本体よりもブレードの消耗が早い工具です。導入した後の運用は、刃を切らさない備えと、刃の異常から本体の使い方を見直す段取りの2つで組み立てます。
切れないブレードを押し付けると、切り進みが落ちるだけでなく、本体のギアと手に負担が回ります。刃を替えるほうが早い場面で押し続けることが、寿命を縮める使い方です。取扱説明書も、高速では速く切れる代わりにレシプロソーブレードの寿命が短くなり、低速では速くは切れない代わりに寿命が長くなると記し、適宜調整するよう案内しています。
持ち出す刃は系統で分けます。木材解体用のBIM45からBIM47、木材と鉄をまたぐBIM51・BIM52、鉄・ステンレス用のBIM53からBIM61、鋳鉄管を含む鋼鉄管向けのHM2からHM4という4組を、それぞれ複数本持つ形が基準です。1日に切る本数から必要量を逆算する際は、JR001Gの鋼管約60本、JR002Gの鋼管約90本という1充電あたりの切断量が目安として使えます。
現場に持ち出す箱の中は、使用済みと未使用を分ける仕切りを作ります。曲がった刃や山が飛んだ刃を未使用と混ぜてしまうと、次に使う人がそのまま材に当ててしまいます。1日の終わりに、曲がった刃をその場で外して分けるところまでを作業の手順に入れておくと、翌朝の段取りが短くなります。
ブレードが曲がる場合は、ベースが浮いたまま切っている、材が動いている、刃長が足りずにストロークの端で無理をしている、のいずれかに当たることが多いです。折れる場合は、刃の付け根に曲げの力が集まっています。本体を材にこじるように動かしていないかを見ます。焼き付く場合は、金属に対してストローク数が高すぎる、オービタル機構が入っている、山が細かすぎて切りくずが抜けていない、のどれかです。
3つとも、刃の番号を変える前に本体の設定と押し付け方を見直します。刃だけを替えても、同じ使い方であれば同じ形で消耗します。取扱説明書には、ブレードおよび取り付け面の切粉などを拭き取るよう注意があり、拭き取らないとブレードの取り付けが不十分になり、はずれたり折れたりする原因になると書かれています。付け替えのたびに固定部の切粉を落とし、ブレードを引っ張って抜けないことを確認するところまでを手順に入れます。
同じ現場で複数の作業者が使っている場合は、誰の作業で消耗が早いのかを見て、押し付け方とダイヤルの位置をそろえるところから始めます。JR002Gのダイヤルは1から5、JR3070CTは1から6ですので、材料ごとの位置を紙に書いて本体の近くに置いておくと、作業者が替わっても設定がぶれません。どちらの取扱説明書も、ダイヤルは1から順に回すよう指示しており、1から5や1から6へ飛ばして回すことはできない造りです。
点検と刃の付け替えは、スイッチを切ってバッテリーを抜いた状態で行います。ブレードの取り付け・取りはずし、シューの位置調整、シューの着脱のいずれについても、取扱説明書はスイッチを切りバッテリーを抜くよう指示しています。交流式の機種では電源プラグを抜いてから行い、保守の項目にはカーボンブラシの交換が入ります。
見る箇所は、ブレードの固定部にがたがないか、シューがぐらつかないか、ダイヤルと切り替えレバーが決まった位置で止まるかの3点です。充電式の機種ではバッテリーの端子と本体の吸気口のほこりを、交流式の機種ではコードの被覆の傷を確かめます。異常が見つかったときは、清掃と整備で直してから使う流れを決めておきます。
保護具は、保護めがねと手袋を基本にします。取扱説明書は、金属を切断するときは熱い切粉が出るため手袋を着用するよう指示し、作業直後のブレードは熱くなっているため触れないよう注意しています。石膏ボードや外壁材のように粉じんが出る材では、防じんマスクを用意します。JR002Gのライトは本体が熱くなると点滅し続け、約1分後に消えますので、点滅は本体を冷やす合図として扱います。
バッテリーの扱いも取扱説明書に書かれています。工具の力が弱くなってきたと感じたら使うのをやめて充電すること、満充電したバッテリーを再度充電しないこと、充電は周囲温度10℃から40℃の範囲で行うこと、6か月以上使わない場合は充電してから保管することの4点です。残容量はチェックボタンで4段階が表示され、上から75%以上、50%から75%、25%から50%、0%から25%に分かれますので、朝の段取りでは表示を見てから持ち出す本数を決めます。
機種と刃をどこから手配するかも、運用の一部です。本体だけを買って刃の系統が現場に合っていないと、切れないまま置かれます。広島県内での購入と相談の進め方は、マキタの取扱店を探すときの見方のほうにまとめてあります。
当社では、切る相手の材と1日の本数をお知らせいただければ、本体の機種とブレードの番号、持っていただく本数の見立てまであわせてお答えしています。ご相談は法人・個人事業主のお客様を対象としております。
出典:株式会社マキタ『充電式レシプロソー JR001G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式レシプロソー JR002G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『レシプロソー JR3070CT 取扱説明書』
切る相手の材と1日の切断本数をお聞かせいただければ、本体とブレードの組み合わせまでご提案します。
当社はマキタの代理店として、本社と5つの営業所から電動工具と建築・土木資材をお届けしています。
ご不明な点がございましたら、お電話でもお受けしております。082-232-1141(当社 本社)
レシプロソーとジグソーのどちらを先にそろえるかは、材を押さえられる場所で使うかどうかで分かれます。壁や天井に付いたまま、あるいは吊られたままの材を切る作業が多い現場では、材を固定せずに切れるレシプロソーが先です。合板や造作材を台に載せて開口や曲線を切る作業が多い現場では、ジグソーが先です。両方を使う現場では、同じ電圧のバッテリーでそろえると充電器と予備電池を共用できますので、2台目を決めるときに電圧を合わせておきます。
釘の入った木材は、木材の欄に釘入り可と書かれたブレードを付けたレシプロソーで切れます。JR001Gの取扱説明書の別販売品一覧では、BIM45からBIM47が木材10mmから225mmを釘入り可、BIM48からBIM50が木材8mmから225mmを釘入り可としています。番号によって受けられる厚みが変わりますので、下地材の厚みに合う番号を選びます。切る前に、目で追えるところは釘やビスの位置を確かめ、電線管や水道管が通っていないかもあわせて見ておきます。
ブレードが早く折れる原因は、刃そのものよりも本体の当て方にあることが多いです。ベースを材に押し付けずに切ると本体が上下に跳ね、刃の付け根に曲げの力が集まります。材が動いている場合も同じ形です。刃長が材の厚みに対して足りず、ストロークの端で無理をしている場合も折れやすくなります。別販売品一覧では、BIM45が全長150mmで木材75mmまで、BIM47が全長300mmで木材225mmまでのように、全長と木材の切断能力が75mmの差で対応しています。まず厚みに75mmを足した全長の刃に替え、シューを材に当てて切る形に直したうえで、刃の番号を見直す順番で進めます。
振動工具を扱う作業時間の目安は、厚生労働省の振動障害予防対策指針に定められています。日振動ばく露量A(8)と限界値・対策値の数値は、本編で示した目安のとおりです。ただし同指針が対象とする工具は別紙1に列挙されており、レシプロソーは挙げられていません。往復動工具として挙げられているのは、バイブレーションシャーとジグソーの2つだけです。工具の側では防振の造りがある機種を入れ、作業の側では交代の段取りを組む、という両面で組み立てます。
恐れ入りますが、他の販売店やホームセンター、通信販売でお求めになった製品の修理は当社ではお受けしておりません。お買い求めになった販売店、またはメーカーの窓口へご相談ください。マキタ製品については、マキタが全国129か所の営業所を通じてサービス活動を行っており、営業所とマキタ登録販売店が窓口として案内されています。当社が納めた製品については、機種と症状をお知らせいただければ、進め方と代わりの機材の手配をあわせてお答えします。
出典:厚生労働省『チェーンソー以外の振動工具の取扱い業務に係る振動障害予防対策指針について』
出典:株式会社マキタ『支店・営業所』
機材のレンタル・販売に関するご相談はこちら
当社はマキタの代理店として、本社と5つの営業所から電動工具と建築・土木資材をお届けしています。
ご不明な点がございましたら、お電話でもお受けしております。082-232-1141(当社 本社)