広島県広島市の秋本産業株式会社では、建築資材・工具の卸販売、各メーカーの最新電動工具のレンタルをおこなっています

マキタの製品分類には、カッタという名前の付く機械が12系統あります。同じ呼び名でも、コンクリート構造物を切る機械と石こうボードを切る機械では、刃の形も駆動方式も別の物です。品名だけを頼りに手配すると、切りたい材料が刃に入らない機種が届きます。
系統は型番の頭のアルファベットに現れています。切る相手の材質が決まれば、頭の文字で候補が絞れます。厚みはそのあと、機種ごとの能力の欄で見ます。よく出る6つは次のとおりです。
残る6系統を含めた全体は、このあとの対応表で示します。
レシプロソー、バンドソー、ジグソーは、カッタという名前が付かない別の系統ですので本記事では扱いません。読み手として想定しているのは、建築と土木の工事を請ける会社、設備と電気の工事会社、金物店です。往復式の刃で切る機械はレシプロソーの機種とブレードの合わせ方で扱っています。
この記事では、次の内容を整理します。
※本記事に記載している仕様値は、マキタが公開している取扱説明書とプレスリリースで確認できた範囲のものです。仕様は改良によって変わりますので、手配の前に対象型番の最新の資料でご確認ください。取り扱い品目と在庫の範囲は時期によって変わりますので、個別の条件は直接お問い合わせください。
当社はマキタの代理店です。広島の本社と5つの営業所から、電動工具と建築・土木資材をお届けしています。
お探しの品目やお困りごとがはっきりしている場合は、この先を読み進める前にご相談いただいて構いません。ご相談は法人・個人事業主のお客様を対象としております。082-232-1141(当社 本社)/お問い合わせフォーム
目次
このあとの章は、刃の形ではなく切る相手の順に並べています。刃の形は対応表の中で見てください。12系統は、刃の形で3つに大別できます。円盤を回す機械、上下の刃で挟んで切る機械、刃を往復させる機械です。円盤を回す機械はさらに、ダイヤモンドホイールや切断といしを使う機械と、金属用のチップソーを使う機械に分かれます。
挟んで切る機械には、鉄筋カッタ、全ネジカッタ、ケーブルカッタ、シャー、ニブラが入ります。切りくずがほとんど出ず、火花も飛びません。往復させる機械はボードカッタで、材料の途中から刃を入れられます。
マキタのカッター系統と切る相手の対応表
頭文字で1つ注意が要るのはSCです。鉄筋カッタのSC001GやSC163Dと、全ネジカッタのSC103DやSC121Dが同じSCを使っています。切る相手は鉄筋と全ネジで別ですので、SCまで一致していても製品名まで見て確かめてください。マキタの製品全体の並びはマキタの工具と機器を用途別に見た選び方で扱っています。
円盤を回す系統では、刃の外径と最大切込み深さが並んで書かれています。取扱説明書とプレスリリースで確認できた組み合わせを並べると、切込み深さは刃の外径の4割弱に収まります。パワーカッタCE003Gが230mmに対して88mm、CE004Gが305mmに対して121mmです。チップソーカッタも同じ並びです。刃の外径に対する最大切込み深さを型番ごとに挙げます。
比率から外れるのはコンパクトカッタMC300Dです。刃物外径は76mmです。集じんカバーを付けた状態の最大切込み深さは13.5mm、カバーを外した状態で16.0mmと書かれています。カバーの分だけ刃の出が減るためで、集じんの要否が切れる厚みに直結します。
切りたい材料の厚みが分かっている段階なら、まず刃径から機種の大きさの見当をつけてください。そのうえで取扱説明書の切込み深さの欄を見る順序が早く進みます。刃径が大きい機種は本体も重くなり、CE004Gはバッテリーを含めて7.0kg、LW1401は16.6kgあります。
切る材料と厚み、電源の有無をお知らせください。当社が系統と型番の候補をお出しします。刃物や砥石を別に手配する必要がある機種もあります。本体と消耗品を合わせてご相談いただくと、手配が一度で済みます。
マキタはパワーカッタを、大径の刃物で大型のコンクリートや鋳鉄管を切断する工具と説明しています。使う場所として、石工現場や水道工事、災害救助などの現場が挙げられています。CE003GとCE004Gは、2024年6月に発表された40Vmaxシリーズの充電式です。刃物径はCE003Gが230mm、CE004Gが305mmです。
最大切込み深さは、別売のダイヤモンドホイールを取り付けた状態の数値です。CE003Gが88mm、CE004Gが121mmと公表されています。質量はバッテリBL4050Fを装着した状態でCE003Gが6.7kg、CE004Gが7.0kgです。切断スピードの比較の条件は、コンクリートの重負荷切断で深さ50mmです。比較の相手はマキタの18Vバッテリー2本仕様の機種です。この条件でCE003Gは約45パーセント、CE004Gは約40パーセント上がったとされています。

充電式のパワーカッタについてマキタは、エンジン式と違って酸素が不足する場所でも始動すると説明しています。排気ガスを出さないため、屋内や地下などの環境下でも使えるという記載です。エンジン式を持ち込めない場所で大径の刃物を回せるかどうかが、この系統を検討する分かれ目です。
CE003GとCE004Gは乾式と湿式の両方の切断に対応し、作業場所や姿勢に応じてホイールカバーの位置を変えられます。モーター周りに配置した2つの防振ゴムが、切断時の振動を抑えます。ウェットガードと防水保護等級により、雨に降られても運転できる設計とされています。ただしマキタの注記は、本製品(充電器を除く)は雨の中での使用等に耐えうる製品仕様だという書き方までです。故障しないことまでは書かれていません。雨天での連続使用を前提にした計画は立てないほうが無難です。
同じ石を切る系統でも、CCの充電式カッタは刃の外径が85mmです。CE003Gの230mmに対して3分の1ほどの大きさです。CC301Dは直流10.8V、回転数1,600回転/分で、ダイヤモンドホイールの寸法は外径85mm、内径15mmです。最大切込み深さは、傾斜0度で25.5mm、傾斜45度で16.5mmと書かれています。傾斜切断は0度から45度の範囲で調整できます。質量は1.7kgです。
切込み深さで比べると、CE003Gの88mmに対してCC301Dは25.5mmで、3倍以上の開きがあります。タイルや石材の小口を寸法どおりに切る作業と、路盤やコンクリート構造物を切り込む作業があります。必要な深さは、この2つで最初から別の桁です。CC301Dには給水タンクが付いており、切断部に水を送りながら使う機械です。
石を切る系統では消耗品の扱いに定めがあります。定めの1つは、研削といしと切断といしの取替えの業務に係る特別教育です。もう1つは、といしの最高使用周速度をこえて使わないという決まりです。条文の内容は、板金と金工の工具に関わる法令の定めと消耗品の交換で整理しています。
当社にご相談いただく場合は、切る材料がコンクリートか石材かタイルかと、必要な切込み深さをお知らせください。刃物は本体とは別の手配になりますので、乾式と湿式のどちらで使うかも合わせてお聞きしています。
出典:株式会社マキタ『PRESS RELEASE 軽量・コンパクトで高速切断 Li-ion 40Vmaxシリーズ 充電式パワーカッタを発売』
出典:株式会社マキタ『充電式カッタ CC301D 取扱説明書』
LWの切断機は、材料を台に固定して同じ寸法に切り落とす据置きの機械です。AC100V仕様のLW1401は回転数3,800回転/分、周速71m/sです。使用できる砥石の寸法は、取扱説明書の表記で「外径355mm×厚さ3.5mm以下×25.4mm」です。
切断能力の欄は、切断形状と切断角度の2方向に分かれています。取扱説明書は切断形状を図で示しており、丸棒、角材、平材、アングルの4つが並びます。材料の形と切る角度の両方で欄を選んでください。
切断機LW1401の切断能力(単位はmm)
アングルの欄は、45度切断で90度切断の値を下回ります。等辺山形鋼を斜めに落とす工程があるなら、90度切断の137mmではなく45度切断の100mmで見てください。質量は16.6kgで、本機寸法は長さ500mm、幅290mm、高さ620mmです。
同じ材料を何十本も同じ長さで切る工程では、手持ちの機械より台付きの機械のほうが寸法が揃います。丸ノコとの切り分けは材料の側にあります。木材や造作材を切る機械の見方は、充電式の丸ノコを切込み深さと安全装置で選ぶ基準で扱っています。
LW141Dは355mmの充電式切断機で、回転数はAC機のLW1401と同じ3,800回転/分です。本機のみの質量は13.6kg、バッテリー2本を装着した全質量は17.3kgです。本機寸法は長さ510mm、幅280mm、高さ620mmです。標準付属品として切断砥石355A36Pとボックスレンチ17が付きます。
1充電あたりの作業量は、バッテリBL1860Bを装着して約150本と公表されています。数えている相手はメタルスタッドで、寸法は幅75mm、高さ45mm、厚さ0.8mmです。バッテリーの充電状態や作業条件によって変わる参考値だという注記も付いています。
質量の比較については、環境情報に一文があります。AC機であるLW1401と比較し、バッテリ2個を含んだ状態で1.7kg軽量化したという書き方です。この1.7kgは、環境情報の一文に付いた条件のもとでの数値です。本記事に挙げた13.6kgや17.3kg、16.6kgを引き算した数値ではありません。持ち上げて据える工程を見るときは、本機のみの数値と全質量のどちらで比べるかを先に決めてください。
CSのチップソーカッタは、金属用のチップソーを回して手持ちで切る機械です。CS001Gは直流36V、回転数3,500回転/分です。ノコ刃寸法は外径185mm、内径20mm、最大切込み深さは67mmです。質量は4.3kg、防じんと防水の保護等級はIP56とされています。1充電あたりの作業量は、等辺山形鋼の50mm×50mm、厚さ6mmを160本という参考値が示されています。刃の側の品目と刃数の選び方はチップソーの品目と刃数の見方で扱っています。
刃径が小さい機種では、切る相手として電線管が例に挙がります。150mmのCS004Gは回転数4,200回転/分、最大切込み深さ57.5mmです。外径38.1mm、厚さ1.4mmの電線管なら約310本切れます。18VのCS553Dは同じ150mmで4,200回転/分、約270本です。CS551Dは3,900回転/分で約250本です。125mmのCS540Dは14.4Vで、回転数3,600回転/分、最大切込み深さ45mmです。刃径が小さくなるほど回転数が上がり、切れる相手が形鋼から電線管に寄ります。切る材料が電線管なら150mm以下の機種から見てください。
頭の文字がCSではない機種もあります。AC100V仕様の4130Nはチップソーカッタですが、型番が数字で始まります。この4130Nは、同じ185mmで回転数3,500回転/分、最大切込み深さ63mmです。4130Nの主要機能には最大切断材料厚さという欄があり、6mmと書かれています。板厚の上限が明記されているのはAC機のほうです。充電式では切込み深さと作業量で示されていますので、比べるときは同じ欄同士を見てください。
機械側が受けられる刃の寸法は、外径185mm、内径20mmのように取扱説明書に書かれています。刃を替えるときは、この欄と品番を突き合わせてください。当社では本体と一緒に、適合する刃物の品番もお調べしています。機種名と使う材料をお知らせいただければ、組み合わせでお答えします。
出典:株式会社マキタ『切断機 LW1401 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『355mm充電式切断機 LW141DZ 環境情報』
出典:株式会社マキタ『185mm充電式チップソーカッタ CS001G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『185mmチップソーカッタ 4130N 取扱説明書』
ニブラはパンチとダイスで鋼板を少しずつ打ち抜きながら進む機械です。AC100VのJN1601はストローク数2,200回/分です。最大切断能力は次のとおりと書かれています。
パンチ径は5mm、最小切断半径は内側45mm、外側50mm、質量は1.6kgです。
3.2mm対応のJN3201はストローク数1,300回/分です。切断能力は軟鋼板3.2mm、ステンレス2.5mm、アルミニウム3.5mmです。切幅となるパンチ径は8mmに広がり、最小切断半径は内側120mm、外側128mm、質量は3.4kgです。JN3201の主要機能には中抜下穴という欄があり、42mm以上と書かれています。
中抜下穴の欄が、ニブラとシャーの分かれ目を示しています。板の途中を四角く抜くような作業では、先に下穴をあけてそこからパンチを入れてください。42mm以上という数値はJN3201の欄の値です。ほかの機種はこの欄を型番ごとにご確認ください。板の端から切り進む必要がないため、取り付いた状態の折板や既設のダクトに窓をあける工程でも使えます。
充電式ではJN161Dが直流18V、JN160Dが直流14.4Vで、ストローク数はどちらも1,900回/分です。最大切断能力は2機種とも同じで、次のとおりです。
質量はJN161Dが2.1kg、JN160Dが2.0kgで、AC機のJN1601の1.6kgより重くなります。切断能力は同じままバッテリーの分だけ重くなります。1日中持ち回る作業かどうかで選び分けてください。
折板などの波板を切るときは、切り刃の方向を切断方向に合わせるようマキタは指示しています。溝に対して直角に切る場合も、斜めに切る場合も同じです。アルミ板を切るときは切削油を使うよう、取扱説明書に明記されています。

シャーは上下の刃で鋼板を挟んで剪断する機械です。JS1602はAC100Vでストローク数4,000回/分、質量は1.5kgです。切断能力は軟鋼板1.6mm、ステンレス板1.2mm、アルミニウム板2.5mmです。JS3201はストローク数1,600回/分、質量は3.4kgです。切断能力は軟鋼板3.2mm、ステンレス2.5mm、アルミニウム4.0mmです。
シャーの主要機能には最大切断幅という欄があります。板の縁からどれだけ内側に刃を入れられるかの上限です。JS1602では、この欄に1,800mm切断時という条件が付いています。値は軟鋼板の厚さ1.6mmで100mm、厚さ1.2mmでは制限なしです。ステンレス板は厚さ1.2mmで80mm、厚さ1.0mmで制限なしになります。JS3201では軟鋼板の厚さ3.2mmで90mm、厚さ2.3mmで制限なしです。ステンレスは厚さ2.5mmで70mm、厚さ2.0mmで制限なしです。
板厚を1段落とすと上限が消える書き方です。大きな板の中央付近まで切り込む工程では、厚みのほうを先に確かめてください。厚みが上限に近いまま奥まで入れようとしても、機械の側が受けません。
同じJSでもストレートシャーは曲がりの扱いが違います。JS1601はストローク数4,500回/分、質量は1.4kgです。切断能力はJS1602と同じで、軟鋼板1.6mm、硬鋼板とステンレス板1.2mm、アルミニウム板2.5mmです。最小切断半径は左右ともに250mmと書かれています。JS1602の30mmと比べると約8.3倍、JS3201の50mmと比べると5倍にあたります。曲げずに長い直線を切る作業に向いた数値です。充電式のJS160Dは直流14.4V、ストローク数4,300回/分です。最小切断半径は同じ250mm、質量は1.9kgです。
ニブラとシャーの切断能力と曲がりの比較
板厚の欄は3つの材質で別々に並んでいます。1.6mmのニブラという呼び方は、軟鋼板を基準にしたものです。同じ機械でもステンレスは1.2mmまで、アルミニウムは2.5mmまでです。ステンレスの板を1.6mmで切る前提で1.6mm機を手配すると、能力を超えた使い方になります。
加工する側の鋼板をどこから引くかという話は機械とは別の系統です。鋼板や形鋼の手配については鉄鋼二次製品の卸業者を納期と品質で見る基準で扱っています。機械と材料のどちらのご相談も、当社の本社と営業所でお受けしています。切る側と切られる側をまとめてお聞かせいただいて構いません。
出典:株式会社マキタ『ニブラ JN1601 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『3.2mmニブラ JN3201 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式ニブラ JN160D/JN161D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『1.6mmシャー JS1602 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『3.2mmシャー JS3201 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『ストレートシャー JS1601 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『1.6mm充電式ストレートシャー JS160D 取扱説明書』
鉄筋カッタは刃で鉄筋を挟み込んで切る機械で、火花が飛びません。SC001Gは直流36Vの40Vmax仕様で、直流ブラシレスモーターを積んでいます。切断能力の欄には、SD390相当鉄筋、560N/mm²、最大D16という3つの条件が並びます。1本の切断に要する時間は約1.7秒とされています。質量はバッテリBL4025を装着した状態で6.0kg、寸法は長さ321mm、高さ285mm、幅103mmです。
読み取るべきは、呼び径だけで決まらないという点です。SD390相当で最大D16という書き方ですので、材質の等級が上がれば入る径の上限は変わります。手配の前に、現場で使う鉄筋の材質と呼び径の両方を確かめておくと選び違いが起きません。

鉄筋を扱う工程では結束の機械が隣に並びます。結束速度や対応する鉄筋径の見方は、鉄筋結束機を結束速度と対応鉄筋径で比べる基準で扱っています。切る機械と結ぶ機械を同じ電圧で揃えるかどうかを見るときの材料になります。
全ネジカッタは吊りボルトや寸切りを切る機械です。SC103Dは直流10.8VでDCブラシレスモーターを積み、質量は2.8kgです。最大切断能力の欄は3行に分かれています。上から順に次のとおりです。
別販売の純正刃を使う場合に可能という注記は、3行目のM10軟鋼全ネジにだけ付いています。W3/8の2行には条件が付いていません。
適応ネジの欄は材質で分かれています。軟鋼はW3/8、W5/16、M10、M8、M6の5種類、ステンレスはW3/8、M8、M6の3種類です。ステンレスにはW5/16とM10が入っていませんので、ステンレスの寸切りを切る前提なら適応表のステンレス側だけを見ます。
全ネジカッタでは刃が能力を決めます。M10の軟鋼全ネジは、別販売の純正刃を使う場合に可能と注記されています。本体だけが届いて現場で足りないと分かる形を避けるため、切る対象のネジ径を先にお知らせください。
ケーブルカッタは可動刃と固定刃で電力ケーブルを切る機械です。最大切断能力と1回の満充電で可能な切断回数は、どちらもケーブルの種類ごとに分かれて示されています。
充電式ケーブルカッタTC100D/TC101Dの切断能力と切断回数
切断回数について、マキタは充電の条件やバッテリーの経時変化、刃の切味で変わる目安と注記しています。同じ150mm²3心でも、600V-CVの170回に対して600V-VVRは130回です。1日に何本切るかで予備のバッテリーの本数を決めてください。
取扱説明書には使い方の制限が具体的に書かれています。次の3点です。
周囲温度が10度以下の場合はケーブルが硬化するため、切断能力の範囲内でも切れない場合があるとも書かれています。
周囲温度の注記が置かれているのは、能力の数値だけで切れる範囲が決まらないからです。冬場の屋外で使う予定があるなら、切断能力の範囲だけでは足りません。作業する時期と場所も機種選びの条件に入れてください。
この章の3系統は、切る相手が鉄筋か全ネジかケーブルかで分かれます。切る相手と、ケーブルなら種類と断面積、作業する時期と場所をお知らせください。当社が機種と予備のバッテリーの本数まで合わせてお答えします。
出典:株式会社マキタ『充電式鉄筋カッタ SC001G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式全ネジカッタ SC103D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式ケーブルカッタ TC100D/TC101D 取扱説明書』
ボードカッタは刃を上下に往復させて内装ボードを切る機械です。SD180Dは直流18V、SD140Dは直流14.4Vです。ストロークは6mm、ストローク数は0から6,000回/分の範囲です。切断能力は石こうボードが30mm、木材が15mmです。質量はSD180Dが1.9kg、SD140Dが1.8kgと書かれています。
石こうボード30mmという数値は、12.5mmのボードを2枚重ねた厚みを上回ります。2枚張りの壁を貫通させて切る作業でも、板厚の側では余裕があります。見るところは、刃の長さと切り口の直進性のほうです。
MC300Dは76mmの充電式コンパクトカッタで、直流18V、DCブラシレスモーターを積んでいます。刃物寸法は外径76mm、内径10.0mm、台金厚は1.0mmです。最大切込み深さは、集じんカバーを付けた状態で13.5mm、外した状態で16.0mmです。質量はバッテリBL1860Bを装着して1.4kgです。
回転数は20,000回転/分です。チップソーカッタCS001Gの3,500回転/分や切断機LW1401の3,800回転/分の5倍以上にあたります。刃径が小さいぶん回転数で刃先の速度を稼ぐ組み合わせになっています。切込み深さが13.5mmですので、厚い材料を切り離す用途ではなく、狭い場所で薄物を切る場面に向いた寸法です。
ジョイントカッタは、木材どうしをつなぐための溝を掘る機械です。PJ180Dは直流18V、PJ140Dは直流14.4Vで、回転数はどちらも6,500回転/分です。刃物寸法は外径100mm、内径22mm、最大切込み深さは20mmです。質量はPJ180Dが2.8kg、PJ140Dが2.7kgあります。AC100VのPJ7000は回転数11,000回転/分、質量は2.3kgです。刃物寸法は外径100mm、内径22mm、最大切込み深さは20mmで、充電式の2機種と同じ値です。3機種で刃物寸法と最大切込み深さは同じですので、選び分けは電源と質量の側で決まります。
12系統のなかでPJだけは、材料を切り離すことを目的にしていません。最大切込み深さ20mmという数値は、材料を貫通させないための上限として読みます。カッタという名前でひとくくりに探すと目的が合わない機械に行き当たります。PJはその分かりやすい例です。
系統ごとに使う刃物や砥石の品目が違います。機械を選ぶ段階で消耗品の側も一緒に確かめておくと、本体と消耗品を別々に探さずに済みます。電動工具の仕入れ先を見るときの基準は電動工具の業者を選ぶときの判断基準で整理しています。
当社は本社と5つの営業所で、電動工具と建築・土木資材の両方を扱っています。機種のご相談と資材の手配は、分けずにお受けします。
出典:株式会社マキタ『充電式ボードカッタ SD140D/SD180D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『76mm充電式コンパクトカッタ MC300D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式ジョイントカッタ PJ140D/PJ180D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『ジョイントカッタ PJ7000 取扱説明書』
切る材料の材質と厚み、電源の有無をお聞かせいただければ、系統と型番、適合する刃物の組み合わせまでお答えします。
当社はマキタの代理店として、本社と5つの営業所から電動工具と建築・土木資材をお届けしています。
ご不明な点がございましたら、お電話でもお受けしております。082-232-1141(当社 本社)
材質が金属か、コンクリートや石材か、内装ボードかの3つに分かれるだけで、候補は12系統から4系統前後に絞れます。金属であれば、板を切るのか棒や形鋼を切るのかで、ニブラとシャーの側か、切断機とチップソーカッタの側かに分かれます。厚みの数値が後から出てきても、ここまでの絞り込みは変わりません。
恐れ入りますが、他の販売店やホームセンター、通信販売でお求めになった製品の修理は当社ではお受けしておりません。お買い求めになった販売店、またはメーカーの窓口へご相談ください。マキタ製品については、マキタが全国129か所の営業所を通じてサービス活動を行っており、営業所とマキタ登録販売店が窓口として案内されています。当社が納めた製品については、機種と症状をお知らせいただければ、進め方と代わりの機材の手配をあわせてお答えします。
置き換えられるのは、エンジン式を持ち込めない場所に限られます。マキタは充電式のパワーカッタについて、エンジン式と違って酸素が不足する場所でも始動すると説明しています。排気ガスを出さないため、屋内や地下などでも使えるとしています。刃物径と切込み深さは、CE003Gが230mmと88mm、CE004Gが305mmと121mmです。必要な切込み深さがこの範囲に入るかを先に確かめてください。
板の途中から切り抜く作業があるかどうかが分かれ目です。ニブラのJN3201には中抜下穴42mm以上という欄があり、下穴をあけてそこから切り始められます。一方のシャーは板の端から切り進む機械で、最大切断幅という上限が設けられています。既設の折板やダクトに窓をあける工程があるなら、ニブラの側からご検討ください。板を寸法どおりに切り出す工程が主なら、シャーの側です。
当社は法人と個人事業主のお客様を対象としており、個人向けの直販は行っておりません。ご相談の際は屋号か会社名をお知らせください。品目ごとの取り扱いの範囲についても、型番をお知らせいただければお答えします。
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