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マキタのハンマードリルの型番の見方|穴径とシャンクで決まる機種の範囲

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マキタのハンマードリルは、型番の頭が「HR」で始まり、そのあとに数字とアルファベットが続きます。この並びには意味があり、読み方が分かれば候補は一気に絞れます。逆に読み方を知らないまま型番だけを並べると、コンクリートに開けたい穴の径に届かない機種を選びかねません。

マキタは機種ごとに取扱説明書を公開しています。表紙には「35mm ハンマドリル モデルHR3530」のように、呼び名と型番が並べて書かれています。本文の主要機能の欄を見ると、この35という数字がコンクリートへの最大の穴径を指していることが分かります。同じ読み方は17mm、24mm、38mm、40mm、52mmの機種にも当てはまります。

なお、マキタの呼び名は「ハンマドリル」で長音が入りません。本記事では、呼び名や型番を引くときは「ハンマドリル」、分類として述べるときは「ハンマードリル」と書き分けています。

ただし、すべての型番がこの規則に当てはまるわけではありません。40Vmaxの系列にはHR001Gのように数字が穴径と対応しない型番があります。先端工具の差し込み口も、SDSプラス、六角軸、SDSマックスで系列が分かれます。型番の末尾にさらに付くRTX・ZK・RDXのような記号は、本体の性能ではなく箱の中身を表しています。

この記事では、次の内容を整理します。

  • 型番の数字が指す穴径と、数字が穴径と対応しない系列
  • SDSプラス、六角軸、SDSマックスというシャンクの分かれ方
  • 18Vと40Vmaxと単相交流という電源の区分と、型番末尾が表す付属品の組み合わせ
  • AVTという防振機構と振動3軸合成値
  • ダイヤコアドリルとダイヤテックドリルという別系統の機械

※本記事は2026年9月時点で公開されている株式会社マキタの取扱説明書およびニュースリリースの記載に基づいて整理したものです。仕様は改良により変更される場合がありますので、導入前には対象の型番の取扱説明書で最新の記載をご確認ください。

当社はマキタの代理店です。広島の本社と5つの営業所から、電動工具と建築・土木資材をお届けしています。
お探しの品目やお困りごとがはっきりしている場合は、この先を読み進める前にご相談いただいて構いません。ご相談は法人・個人事業主のお客様を対象としております。082-232-1141(当社 本社)/お問い合わせフォーム

目次

型番HRに続く数字が指すコンクリートの最大穴径

型番を読むときに最初に見る場所は、HRのあとに並ぶ数字です。HR3530の取扱説明書の表紙は「35mm ハンマドリル モデルHR3530」です。主要機能の最大穿孔能力には超硬ドリル35mmと書かれています。表紙の数字と穿孔能力の数字が一致します。

同じ形は他の機種でも見つかります。交流機は次のとおりです。

  • HR3811「38mm ハンマドリル」超硬ドリル38mm
  • HR4030C「40mm ハンマドリル」超硬ドリル40mm
  • HR5212C「52mm ハンマドリル」超硬ドリル52mm

充電式でも同様です。

  • HR171D「17mm 充電式ハンマドリル」コンクリートφ17mm
  • HR244D「24mm 充電式ハンマドリル」コンクリートφ24mm

取扱説明書に載っている型番と最大穿孔能力の対応

マキタが公開している主要機能の記載を、型番順に並べたものが次の表です。数字の読み方が分かると、開けたい穴径から候補が2つか3つに絞れます。

型番ごとの呼び名と最大穿孔能力(マキタの取扱説明書の記載)

型番
マキタの呼び名
超硬ドリル
コアビット
HR171D
17mm 充電式ハンマドリル
コンクリートφ17mm
主要機能に記載なし
HR244D
24mm 充電式ハンマドリル
コンクリートφ24mm
φ54mm/ダイヤモンドコアビットφ65mm
HR3530
35mm ハンマドリル
35mm
105mm
HR3811
38mm ハンマドリル
38mm
118mm
HR4013C
40mm ハンマドリル
40mm
105mm
HR4030C
40mm ハンマドリル
40mm
118mm
HR5212C
52mm ハンマドリル
52mm
160mm

手元の図面から最大の穴径を拾い、その数字を上回る最初の系列を選ぶ形です。φ20mmのアンカー下穴が主体なら24mmまでの機種で足ります。φ30mmを超える下穴が入るなら、35mm以上の機種まで上げます。ただし40Vmaxの型番はこの読み方が当てはまりません。次の項で扱います。マキタに限らずハンマードリルそのものの絞り込み方は、ハンマードリルの機種選定の判断軸に整理しています。

数字が穴径と対応しないHR001Gという系列

40Vmaxの充電式には、HR001GやHR005G、HR010Gのように3桁の数字が並ぶ型番があります。HR001Gの取扱説明書の主要機能を見ると、穴あけ能力はコンクリート28mm、鉄工13mm、木工32mmです。001という数字は穴径を表していません。

型番の数字を穴径として読めるのは、交流機と18V以下の充電式に多い形です。40Vmaxの型番が並んだときは、数字ではなく主要機能の穴あけ能力の行を直接ご確認ください。ここを取り違えると、001という小さい数字を細径の機械だと思い込んでしまいます。

超硬ドリルとコアビットで別に書かれる2つの穴径

主要機能の最大穿孔能力には、超硬ドリルの数字とコアビットの数字が別々に載っています。HR4030Cは超硬ドリル40mmとコアビット118mmです。超硬ドリルは穴の中身ごと削ります。コアビットは円筒の刃で縁だけを削り、中身を抜きます。同じ機械でも開けられる径が変わります。

配管や配線を通す大きめの穴を予定している場合は、超硬ドリルの数字ではなくコアビットの数字を見てください。この2つを混同すると、必要な径に届かない機種を選んでしまいます。コアビットの径は、HR3530とHR4013Cが105mm、HR3811とHR4030Cが118mm、HR5212Cが160mmです。超硬ドリルの径が大きい機種ほどコアビットも大きいという並びにはなっていません。

電源コードで使うマキタのハンマドリルHR3530の本体外観。サイドグリップとストッパポールが付き、超硬ドリルが取り付けられています

図面に載っている穴の径と本数が決まっていれば、対応する型番の範囲まで絞れます。当社にお聞かせいただければ、その範囲をお答えします。


出典:株式会社マキタ『35mmハンマドリル HR3530 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『38mmハンマドリル HR3811 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『40mmハンマドリル HR4030C 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『ハンマドリル HR4013C・HR5212C 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『24mm充電式ハンマドリル HR244D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『17mm充電式ハンマドリル HR171D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式ハンマドリル HR001G 取扱説明書』

先端工具の差し込み口で分かれる3つの規格

開けられる穴径が決まっても、先端工具の差し込み口が合わなければ穴は開きません。マキタのハンマードリルは、この差し込み口でいくつかの系列に分かれます。どの系列かは、取扱説明書の別販売品の欄に載っている先端工具の呼び名で分かります。

充電式に並ぶSDSプラスシャンクの超硬ドリル

HR244Dの取扱説明書の別販売品には「超硬ドリル(SDSプラスビット)」が並びます。別売のチャックも「SDSプラスハンマチャックセット品」という名前です。HR171Dも同じで、集じんカップを使う場合はSDSプラスシャンクの超硬ドリルを使うようにという注記が入っています。40VmaxのHR001Gにも「3Dプラス超硬ドリル(SDSプラスシャンク)」が載っています。

つまり充電式の系列では、SDSプラスという差し込み口でそろえておけば先端工具を機種間で回せます。すでにSDSプラスのビットをまとめて持っている現場では、この系列に寄せると刃を買い直さずに済みます。18Vと40Vmaxをまたいでも、差し込み口は同じ呼び名です。

六角シャンクと明記される大型の交流機

一方でHR3811とHR4030Cの取扱説明書では、別販売品の超硬ドリルが六角シャンクと明記されています。HR3530も、ビットを六角穴の奥まで差し込んでツールリテーナを戻す形式です。SDSプラスのビットはこの差し込み口には入りませんので、充電式で使っていた刃をそのまま持ち込めません。

大型機を1台足すときは、本体と一緒に六角シャンクの超硬ドリルを径ごとに用意します。本体だけ先に届いて刃が足りない、という止まり方を避けるため、発注のときに径と本数を並べて出してください。刃をまとめて買う前に機械を試したい場合は、ハンマードリルのレンタルと先端工具の手配もあわせてご覧ください。

SDSマックスと書かれたHR4013Cという位置

同じ40mmの系列でも、HR4013Cはマキタのニュースリリースにシャンク形状としてSDSマックスと明記されています。HR4030Cの六角シャンクとは別の規格です。40mmという数字が同じでも、先端工具は共通ではありません。

数字が同じ機種を並べたときこそ、シャンクの行を1件ずつ見てください。交流機と18V以下の型番では、数字は穴径を示すだけで差し込み口までは示しません。すでに持っている刃を活かしたいのか、本体を優先して刃を買い替えるのか、そこを先に決めると候補が減ります。


出典:株式会社マキタ『24mm充電式ハンマドリル HR244D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『17mm充電式ハンマドリル HR171D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式ハンマドリル HR001G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『38mmハンマドリル HR3811 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『ニュースリリース(2013年7月30日)』

18V・40Vmax・単相交流という3つの電源の区分

型番のアルファベットは電源の区分も表しています。数字の直後に付く1文字と、型番の終わり方の2つを見てください。

数字のあとにDが付く型番は充電式で、HR244DのDがこれに当たります。Gが付く型番は40Vmaxの充電式です。数字で終わる型番と、末尾にCが付く型番は交流電源の機種です。HR3530は数字で終わり、HR4030CはCで終わります。

直流18Vと直流36V(40Vmax)という2通りの表記

HR244Dの主要機能には電圧が直流18Vと書かれ、バッテリーはBL1850(容量5.0Ah)です。HR001Gは直流36V(40Vmax)で、バッテリーはBL4025(容量2.5Ah)です。40Vmaxという呼び名と主要機能の直流36Vは同じ電源を指しており、書き方が2通りあるだけです。

手持ちのバッテリーを流用したい場合は、この行を先に見てください。18Vの機械と40Vmaxの機械ではバッテリーが共通ではありません。混在させると充電器も2種類かかえます。電圧ごとの違いはマキタの40Vmaxバッテリーと18Vの違いで整理しています。

18Vのバッテリーと透明な集じん装置を取り付けたマキタの充電式ハンマドリルHR244Dの本体外観。切り替えのダイヤルとサイドグリップの取付部が見えます

単相交流100Vと200Vの両方が載る機種

HR3530の主要機能では、電圧の欄に単相交流100Vと単相交流200Vが並びます。電流も11Aと5.5Aの2つが書かれています。200V側では電流が半分です。分電盤に200Vの回路がある現場では、こちらを選べる機種かどうかが分かれ目になります。

HR3811とHR4030Cは単相交流100Vだけの記載です。発電機で動かす計画がある場合は、消費電力の欄も一緒に見てください。型番順に並べると次のとおりです。

  • HR3530 1,050W
  • HR3811 1,130W
  • HR4013C 1,100W
  • HR4030C 1,100W
  • HR5212C 1,430W

発電機の容量を決めるときは、この中で一番大きい値を見てください。交流と充電式のどちらに寄せるかは、充電式工具とエンジン式の使い分けの整理もご覧ください。

保護等級と絶縁構造という電源側の条件

HR001Gの主要機能には、防じん・防水保護等級としてIP56が載っています。屋外や水を扱う場所での使用を見込む場合、この行があるかどうかで扱いが変わります。交流機の取扱説明書には、二重絶縁またはシングル絶縁の表示があります。HR3530とHR4030Cはどちらも二重絶縁の表示です。

HR3811の取扱説明書には、本製品はシングル絶縁構造なので接地してくださいと書かれています。同じ大型の交流機でも、機種によって接地の要否が違います。現場の電源に接地の用意があるかを、機種を決める前に確かめてください。

すでにお使いのバッテリーの型番をお知らせください。それに合う充電式の機種と、交流機に切り替えた場合の候補を、当社が並べてお答えします。


出典:株式会社マキタ『24mm充電式ハンマドリル HR244D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式ハンマドリル HR001G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『35mmハンマドリル HR3530 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『38mmハンマドリル HR3811 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『40mmハンマドリル HR4030C 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『ハンマドリル HR4013C・HR5212C 取扱説明書』

型番末尾のアルファベットが表す付属品の組み合わせ

型番の末尾には複数のアルファベットが付きます。HR244DRTX、HR244DRTXV、HR001GZK、HR001GRDXがその形です。取扱説明書の標準付属品の欄には、この末尾ごとに何が入っているかが表で書かれています。電源を表すDやGより後ろに続く部分が、箱の中身を表します。

バッテリーと充電器が付かない構成の見つけ方

HR001Gの取扱説明書には、標準付属品の表が載っています。HR001GZKとHR001GZKVは、「バッテリ」と「充電器」の欄がどちらも×です。HR001GRDXとHR001GRDXVには、BL4025(容量2.5Ah)が2本とDC40RAの充電器が付きます。充電時間は、実用充電完了で約19分、フル充電完了で約28分と書かれています。すでに40Vmaxのバッテリーと充電器を持っている現場なら、本体だけの構成を選べます。

HR244Dの表では、HR244DRTXとHR244DRTXVの両方にBL1850が2本とDC18RCの充電器が付きます。充電時間は約45分と書かれています。プラスチックケースとバッテリカバー2個も両方に入ります。この2つの差はバッテリーではなく、次の行に出ます。

末尾のVが指す集じんシステム付きの構成

HR244DRTXの集じんシステムの欄は×で、HR244DRTXVは○です。シーリングキャップも、Vが付く側だけ5個入ります。HR001Gでも同じ形です。HR001GZKVとHR001GRDXVには集じんシステムDX12が付き、HR001GZKとHR001GRDXには付きません。

つまり末尾のVは、本体の性能ではなく集じんシステムが同梱されているかを表しています。集じんシステムを後から足す予定なら、Vが付かない構成を選んで別に手配する形も取れます。装置側にも型番があります。HR244D向けの集じんシステムはDX01です。取扱説明書には、使用可能な最大ハンマドリルビット径24mm、集じん容量300mL、質量1.3kgと書かれています。

末尾のアルファベットごとの標準付属品(マキタの取扱説明書の記載)

型番
バッテリ
充電器
集じんシステム
HR001GZK
付属なし
付属なし
付属なし
HR001GZKV
付属なし
付属なし
DX12が付属
HR001GRDX
BL4025(2.5Ah)2本
DC40RA
付属なし
HR001GRDXV
BL4025(2.5Ah)2本
DC40RA
DX12が付属
HR244DRTX
BL1850 2本
DC18RC
付属なし
HR244DRTXV
BL1850 2本
DC18RC
付属(取扱説明書に型番の記載なし)

見積りを比べるときは、型番の末尾までそろえてから並べてください。末尾が1文字違うだけで箱の中身が変わりますので、同じ性能の本体でも比べる前提がずれます。手持ちのバッテリーの世代がそろっているかは、18Vバッテリーの互換性でも触れています。

工具の系列をまたいで組み直す場合は、マキタの工具を用途から整理した記事もあわせてご覧ください。バッテリーと充電器を1つの電圧にまとめると、現場に持ち込む箱の数が減ります。


出典:株式会社マキタ『充電式ハンマドリル HR001G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『24mm充電式ハンマドリル HR244D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『集じんシステム DX01 取扱説明書』

AVTという防振機構の有無で分かれる振動3軸合成値

マキタは製品ごとの振動3軸合成値を公開しており、取扱説明書の主要機能にも載っています。同じ穴径の系列でも、この値は機種によってかなり違います。差の出どころの1つがAVTという防振機構です。

マキタが説明しているAVTの3つの機構

マキタのニュースリリースによると、AVTは低振動機構Anti Vibration Technologyの頭文字です。2005年に開発され、HR4011Cが搭載1号機と説明されています。HR4013Cには次の3つの機構が組まれています。

防振二重構造

手で握るハンドル部を振動部と分けて、その間に置いた4つのバネで振動を吸収する構造です。

アクティブ動吸振器

エアの力でおもりをピストンと逆に動かし、前後の振動を打ち消す機構です。

防振スプリング

打撃エネルギーの反力を吸収し、ドリル先端から伝わる振動を下げる部品です。

手に届く振動を下げる作りが本体に入っているかどうかが、公表値の差になって出ます。カタログの写真では判断できませんので、型番ごとに主要機能の行を見てください。

同じ40mmでも18.0m/s²と5.0m/s²に分かれる振動3軸合成値

HR4030Cの主要機能に載る振動3軸合成値は18.0m/s²です。同じ40mmの系列にHR4013Cがあります。こちらは穴あけのハンマドリルモードで5.0m/s²、はつりのハンマモードで4.5m/s²と書かれています。どちらもEN60745-2-6規格に基づく測定値で、マキタが公開している数字です。

1日のうち機械を握っている時間が長い現場では、この差が体に残る疲れの差になって出ます。穴径だけで型番を並べると、この行は見落とされます。40mmという同じ数字の機種を比べる場面では、穴あけ能力の行と振動の行を並べて見てください。

モードごとに分けて載る値の読み方

振動3軸合成値は、機種によって載り方が違います。HR244Dは3つに分かれます。ハンマドリルモード13.5m/s²、ハンマモード10.5m/s²、ドリルモード3.5m/s²です。HR001Gも3つで、ハンマドリルモード7.0m/s²、ハンマモード6.5m/s²、ドリルモード2.5m/s²未満です。HR3530はハンマドリルモード19.5m/s²とハンマモード12.5m/s²の2つです。HR4030Cは18.0m/s²の1つだけです。

3つ載っている機種は、回転だけのドリルモードでも測られています。値を比べるときは、自社の作業がどのモードに当たるかをそろえてから並べてください。HR244DとHR001Gの各部の名称には、モード切替レバーが挙げられています。HR4030Cには、回転数・打撃数調整ダイヤルの操作が載っています。備わっている操作系は機種ごとに違いますので、切り替えの幅を当てにする場合は型番ごとに取扱説明書をご確認ください。

マキタが公開している振動3軸合成値(EN60745-2-6規格に基づく測定値)

型番
ハンマドリルモード
ハンマモード
ドリルモード
HR001G
7.0m/s²
6.5m/s²
2.5m/s²未満
HR244D
13.5m/s²
10.5m/s²
3.5m/s²
HR3530
19.5m/s²
12.5m/s²
主要機能に記載なし
HR3811
17.5m/s²(モードの区分なし)
モードの区分なし
主要機能に記載なし
HR4013C
5.0m/s²
4.5m/s²
主要機能に記載なし
HR4030C
18.0m/s²(モードの区分なし)
モードの区分なし
主要機能に記載なし
HR5212C
9.0m/s²
8.0m/s²
主要機能に記載なし

1日中手に持つ工具の負担という見方は、他の工具でも同じです。業務用のインパクトドライバーで耐久性と稼働時間をどう見るかもあわせてご覧ください。

当社では、公開されている振動3軸合成値を型番ごとに並べてお示しできますので、比べたい型番をお知らせください。


出典:株式会社マキタ『ニュースリリース(2013年7月30日)』
出典:株式会社マキタ『40mmハンマドリル HR4030C 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『ハンマドリル HR4013C・HR5212C 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『24mm充電式ハンマドリル HR244D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式ハンマドリル HR001G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『35mmハンマドリル HR3530 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『38mmハンマドリル HR3811 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『振動3軸合成値』

ダイヤコアドリル・ダイヤテックドリルという別系統の機械

マキタのカタログには、ハンマードリルとは別にダイヤコアドリルとダイヤテックドリルが載っています。どちらも打撃を使わず、回転する刃と水で下地を削って穴をあける系統で、型番もHRで始まりません。ハンマードリルの候補と同じ表に並べると、比べる前提が崩れます。

スタンドに据えて170mmまで抜くDM172

DM172の取扱説明書の仕様には、次のとおり書かれています。

  • 使用電源 単相交流50/60Hzの電圧100V
  • 定格電流 15A/消費電力 1,430W
  • 無負荷回転速度 900回転/分

標準コアビット呼径は14.5〜170mmで、最大コアビット呼径は180mmです。コアビットの取付ねじはM27ねじ、質量はコードを除いて14.1kgです。日常の手配は標準の範囲で見て、180mmは上限として押さえる読み方です。

仕様の欄に打撃の行はありません。回転だけでコアビットを送り、水で刃を冷やしながら円筒状に抜く機械です。取扱説明書には、穴あけをするときは給水を行うようにと書かれています。清水を使うこと、ゴム手袋とゴム長靴を着用することも指示されています。送りハンドルとロックダイヤルが付いており、手持ちではなく据えて使う形です。

タイル面にφ5から12.5mmの穴をあけるDT0600

DT0600の主要機能は次のとおりです。

  • 電圧 単相交流100V/電流 5.5A
  • 穴あけ深さ 0〜100mm/穴径 φ5〜12.5mm
  • 全長 498mm/質量 2.7kg

取扱説明書には、冷却剤ボンベとボンベホルダ、チューブコンプリートの接続方法が載っています。水タンクを使う場合の手順も別にあります。

穴径がφ5〜12.5mmですので、DM172のような大径のコア抜きとは用途が違います。タイルや石材の面に細い穴をあける場面の機械です。同じダイヤモンドの刃を使う機械でも、抜ける径がひと桁違います。

ダイヤテックドリルDT0600に給水用のジョイントとホース、12Lの水タンク、乾湿両用の集じん機をつないだ接続図

ハンマードリルの型番一覧に混ぜない切り分け

3つの系統は削り方が違います。ハンマードリルは、打撃と回転でコンクリートを砕きながら進みます。ダイヤコアドリルとダイヤテックドリルは、回転する刃と水で削り取ります。そのためハンマードリルの主要機能には打撃数の行があり、DM172の仕様にはその行がありません。

アンカーの下穴のように穴の数が多い作業はハンマードリルの側、配管を通すための大径のコア抜きはダイヤコアドリルの側です。この切り分けを先に済ませてから、型番を並べてください。両方が現場に混ざる場合は、系統ごとに分けて手配する組み方になります。

当社はマキタの代理店として、ハンマードリルとダイヤコアドリル、ダイヤテックドリルを取り扱っています。どちらの系統に当たる作業かがはっきりしない場合は、開けたい穴の径と下地をお知らせください。当社が整理してお答えします。

広島県内での購入の進め方については、広島のマキタ取扱店の探し方にまとめています。


出典:株式会社マキタ『ダイヤコアドリル DM172 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『ダイヤテックドリル DT0600 取扱説明書』

開けたい穴の径と下地、1日の本数をお聞かせいただければ、該当するマキタの型番の範囲と先端工具の組み合わせまでお答えします。

当社はマキタの代理店として、本社と5つの営業所から電動工具と建築・土木資材をお届けしています。
ご不明な点がございましたら、お電話でもお受けしております。082-232-1141(当社 本社)

よくあるご質問

型番の数字はいつもコンクリートの穴径を指しているのですか

型番の数字がコンクリートの最大穴径と一致する機種は多くありますが、すべてではありません。HR3530は「35mm ハンマドリル」で超硬ドリル35mmです。HR244Dは「24mm 充電式ハンマドリル」でコンクリートφ24mmです。どちらもマキタの取扱説明書の記載が一致します。一方でHR001Gは穴あけ能力がコンクリート28mmで、001という数字は穴径を表していません。40Vmaxの型番が並んだときは、主要機能の穴あけ能力の行を直接ご確認ください。

HR3811とHR244Dで先端工具を共通にできますか

HR3811とHR244Dでは、先端工具は共通になりません。HR244Dの取扱説明書の別販売品は、超硬ドリル(SDSプラスビット)です。HR3811の別販売品は、六角シャンクの超硬ドリルと明記されています。差し込み口の規格が別ですので、片方の刃をもう片方に差し込めません。2台を並行して使う予定なら、径ごとに刃を2系統そろえる形になります。

型番の末尾に付くVは何を表しているのですか

末尾のVは、集じんシステムが同梱されている構成を表しています。HR244Dの取扱説明書の標準付属品の表では、HR244DRTXの集じんシステムの欄が×、HR244DRTXVが○です。HR001Gでも同じです。HR001GZKVとHR001GRDXVには集じんシステムDX12が付き、Vが付かない構成には付きません。本体の性能はVの有無で変わりませんので、装置を後から足す前提なら付かない構成も選べます。

40mmの機種はどれも振動の大きさが同じですか

40mmの機種でも、マキタが公開している振動3軸合成値は同じではありません。HR4030Cは18.0m/s²と記載されています。HR4013Cは、穴あけのハンマドリルモードで5.0m/s²、はつりのハンマモードで4.5m/s²です。HR4013CにはAVTという防振機構が組まれています。マキタは防振二重構造、アクティブ動吸振器、防振スプリングの3つで振動を下げていると説明しています。握っている時間が長い作業では、穴径の行だけでなくこの行も見てください。

他店で買ったマキタのハンマードリルの修理を受けてもらえますか

恐れ入りますが、他の販売店やホームセンター、通信販売でお求めになった製品の修理は当社ではお受けしておりません。お買い求めになった販売店、またはメーカーの窓口へご相談ください。マキタ製品については、マキタが全国129か所の営業所を通じてサービス活動を行っており、営業所とマキタ登録販売店が窓口として案内されています。当社が納めた製品については、機種と症状をお知らせいただければ、進め方と代わりの機材の手配をあわせてお答えします。


出典:株式会社マキタ『支店・営業所』
出典:株式会社マキタ『35mmハンマドリル HR3530 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『24mm充電式ハンマドリル HR244D 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『充電式ハンマドリル HR001G 取扱説明書』
出典:株式会社マキタ『38mmハンマドリル HR3811 取扱説明書』

機材のレンタル・販売に関するご相談はこちら

当社はマキタの代理店として、本社と5つの営業所から電動工具と建築・土木資材をお届けしています。
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