広島県広島市の秋本産業株式会社では、建築資材・工具の卸販売、各メーカーの最新電動工具のレンタルをおこなっています

広島の木材単価の最新相場と適正価格で安定調達するポイント

木材の単価は、同じ樹種でも条件が変われば別の値段になります。2社の見積を並べて金額が違うとき、その差が値引きの差であることは実は少なく、多くは前提の条件が揃っていないことによるものです。乾燥の有無、等級、長さ、荷下ろしの範囲のうち、どれか1つが違うだけで金額は動きます。

本記事では、木材の単価が何によって決まるのか、相場が動く要因はどこを見れば分かるのか、そして見積を比べるときに揃えておく条件を順に整理します。

なお、本記事には具体的な単価や相場の金額を書いていません。木材の値段は日々動きますから、執筆した時点の数字は読まれる時点では古くなり、かえって判断を誤らせます。金額そのものではなく、何を見て判断するかという観点に絞ってまとめました。実際の単価は、条件を揃えたうえで個別にお問い合わせください。

※本記事に記載している統計の名称および公的機関の資料は執筆時点のものです。木材の価格は日々変動しますので、実際の単価は個別にご確認ください。

当社は広島の本社と5つの営業所から、建築・土木資材と電動工具をお届けしています。
お探しの品目やお困りごとがはっきりしている場合は、この先を読み進める前にご相談いただいて構いません。ご相談は法人・個人事業主のお客様を対象としております。082-232-1141(当社 本社)/お問い合わせフォーム

木材の単価を比べる前に揃える単位

秋本産業の資材保管棚。木製の柄材を種類ごとにラックへ収めている

単価を比べる作業は、単位を合わせるところから始まります。木材は品目によって数え方が変わるため、数字だけを並べても比較にならない場面が起きます。

立方メートル・1本・1枚という単位表示の見分け

製材品の単価は、体積すなわち立方メートルあたりで出る場合と、1本あたりで出る場合があります。板や合板は1枚あたり、羽目板や下見板は面積あたり、床材は坪あたりという出し方もあります。体積あたりの数字と1本あたりの数字は、そのままでは比べられません。

1本あたりで出ている場合は、その本の断面寸法と長さが揃っているかを確かめてください。断面が同じでも長さが違えば、体積が違いますから単価も変わります。体積あたりに直してから比べるのが、行き違いの起きない手順です。

合板やボードのように枚で数える品目については、1枚の寸法が揃っているかを見ます。同じ呼び方の板でも寸法の種類がありますので、枚あたりの金額だけでは判断できません。合板の手配で押さえる条件は広島のコンパネ卸で現場を止めない資材調達で扱っています。

単価に何がどこまで含まれるかの確認

木材の単価は、材そのものの値段だけで成り立っているわけではありません。乾燥にかける工程、表面を削って寸法を整える加工、面取り、防腐や防蟻の処理、指定寸法への切断、そして運賃と荷下ろしまで、どこまでが単価に入っているかで金額は変わります。

受け渡しの場所も条件の1つです。工場や倉庫で引き取る前提の金額と、現場まで運んで下ろす前提の金額は別です。加えて、荷下ろしを誰が行うか、機械を使うのか手で下ろすのかによっても、当日の段取りと費用が変わります。

荷姿も見ておきたい項目です。結束されているか、パレットに載っているか、雨に備えた被覆が付いているかを見ます。荷姿は置き場と荷下ろしの手間に直結しますから、金額の比較と同じ場面で確かめてください。

数量と納入回数で変わる取引条件

数量が変われば単価の前提も変わります。1回でまとめて納める場合と、工程に合わせて分けて納める場合では、運ぶ回数が違うためです。分けて入れる場合は、その回数を見積の条件として書き入れてもらってください。

置き場が狭い現場や、上棟までの日数が長い現場では、まとめて入れるほど置き方の手間と傷が増えます。分けて納める進め方の条件は広島で建築・土木資材の小ロット配送を依頼する方法でご案内しています。

単価を左右する樹種と等級と含水率

木材の単価を決めている中身は、大きく4つに分かれます。樹種と産地、等級、含水率すなわち乾燥の状態、そして断面寸法と長さです。この4つを押さえておくと、高い安いの理由が読めるようになります。

樹種と産地ごとに異なる値動きの要因

国内で使われる木材には、スギ、ヒノキ、マツといった国産の樹種と、輸入された針葉樹があります。加えて、板を貼り合わせた集成材や、薄い板を積層した部材のように、工場で作られる部材もあります。

押さえておきたいのは、国産材と輸入材では値が動く理由が違うという点です。国産材は国内の伐り出しと製材の動き、そして国内の需要に左右されます。輸入材はここに為替と海上の運賃、そして海外での需要が加わります。国産材が落ち着いているのに輸入材だけ動く、あるいはその逆という局面が起きます。

同じ用途に複数の樹種が使える部位では、樹種を変える余地があります。見えない部分と見える部分で樹種を分ける組み方は、仕上がりを落とさずに金額を調整する方法の1つです。

見た目で決まる等級と強さで決まる等級

木材の等級は、見た目を見る等級と、強さを見る等級に分かれます。見た目の等級は、節の有無と大きさ、木目の詰まり方、曲がり、割れ、色の差といった項目で分かれます。造作材や化粧で見える部分では、この等級が単価に大きく効きます。

強さの等級は、構造に使う部材で見る区分です。測る方法には、機械にかけて数値で区分する方法と、目で見て区分する方法があります。構造計算で数値を使う場合は、指定された等級の材でなければ計算の前提が崩れますので、等級は設計から降りてくる条件として扱ってください。

節が見えても差し支えない部位に上の等級を使えば、金額は上がるのに仕上がりは変わりません。見えるところと見えないところで等級を分けるのが、金額を抑える一番素直な手です。逆に、見える部分の等級を下げると手直しの話になりますので、下げる場所は図面と合わせて決めてください。

なお、居室の内装の仕上げに用いる建材については、国土交通省の案内で、日本工業規格の認証、日本農林規格の認定、または国土交通大臣の認定を受けることによって、その種別すなわち等級を明らかにする必要があると示されています。等級は見積の条件であるだけでなく、検査で記録に残る項目です。


出典:国土交通省『建築基準法に基づくシックハウス対策について』

含水率と乾燥方法で分かれる金額と後の手直し

木材は水分を含んだ状態から乾くにつれて縮み、そのときに反りや割れが出ます。乾燥させた材は、この動きを工場で先に済ませた材です。乾燥には設備と時間と燃料がかかりますから、その分が単価に乗ります。

乾燥の方法にも違いがあります。屋外や屋内で時間をかけて乾かす方法と、設備に入れて短い期間で乾かす方法です。後者は工程が読めますが、燃料と電力の値動きが単価に反映されやすくなります。

見積を見るときに確かめたいのは、含水率の指定があるか、そして納品の時点で確かめられるかという点です。乾燥した材として買ったつもりで、施工後に隙間が開いたり床が鳴ったりすると、材料の差額よりも手直しの手間の方が大きくなります。金額の差が乾燥の工程の差である場合、安い方を選んだ費用は後払いになるだけです。

一方で、乾燥した材が要らない部位もあります。仮設の材、捨て張り、後で見えなくなる下地では、乾燥の等級を上げる意味が薄い場面があります。部位ごとに要る要らないを分けてください。

断面寸法と長さが決める歩留まり

木材は決まった長さで作られています。よく使われる長さから外れた寸法を指定すると、長い材から切り出すことになり、余りが出ます。この余りの分は歩留まりとして単価に乗ります。

拾いの段階で、必要な長さをよく使われる長さの中で割り切れる形に寄せられないかを見ておくと、同じ工事でも要る材積が変わります。細かい部材が多い工事は、体積は小さくても手間の分だけ単価が上がる傾向があります。

樹種と等級、乾燥の条件を揃えた形でのご相談はこちら

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ご不明な点がございましたら、お電話でもお受けしております。082-232-1141(当社 本社)

相場が動く要因はどこを見れば分かるか

相場は、聞いた話や体感ではなく、公表されている資料で追えます。どの資料が何を扱っているかを知っておくと、値上がりや値下がりの話が出たときに自分で確かめられます。

国の統計で追える製材と合板の動き

農林水産省は木材統計調査を行っており、製材統計と合板統計を月ごとに公表しています。年ごとにまとめた結果も出され、確定した詳細は木材需給報告書として公表されます。月ごとの資料は速やかに取りまとめたもの、確報は確定した内容という位置づけです。

見るときの注意点は、月ごとの資料と確報で数字が変わり得るという点です。速報の段階の数字をそのまま持ち出して比べると、後で辻褄が合わなくなります。年をまたいだ比較をする場合は、確報どうしで揃えてください。

年度ごとの流れをつかみたい場合は、林野庁が毎年度公表している森林・林業白書があります。過去の年度分もまとめて検索できる形で公開されていますから、数年単位の動きを追う用途に向きます。


出典:農林水産省『木材統計調査』
出典:林野庁『森林・林業白書』

広島県内の動きを確かめる県の公表資料

全国の統計だけでは、県内で手に入る材の動きは読み切れません。広島県は、県内の森林組合におけるヒノキの生産量と、広島県森林組合連合会三次共販所におけるヒノキの販売単価の動向を調査し、公表しています。

県内の材を使う現場や、県産材の指定がある工事では、県の公表を先に見ておくと話が早くなります。生産量と販売単価が同じ資料に載っているため、品が薄いのか値が動いているのかを分けて読めます。

なお、広島県の公表資料では、価格の動向を注視するとともに、流通に関わる担当者と連携した需要先の確保や、国による支援策の周知を行っていることも示されています。県内の需給には、こうした施策の動きも関わってきます。


出典:広島県『広島県内の木材の生産状況等について』

需要が弱くても品薄になる場面

相場の話でつまずきやすいのが、需要と値段が逆に動く局面です。着工が減っているという話を聞いて値下がりを待っていたのに、必要な寸法だけが手に入らないという状況が起きます。

理由は供給の側にあります。製材や合板を作る工場が止まれば、需要とは無関係に品が出てこなくなります。広島県の公表資料でも、隣県の合板工場の火災の影響が続いていることが県内の状況に関わったものとして挙げられています。輸送の乱れ、災害、設備の停止は、いずれも前もって読めません。

対処の方向は2つです。1つは、代わりに使える樹種と寸法を設計の段階で複数用意しておくことです。もう1つは、使う時期が決まっている材について、押さえておく時期を早めることです。値段の底を待つ動き方は、品が薄くなる局面と重なると工期に跳ね返ります。

材の値段とは別に動く運賃と燃料

木材は重くてかさばる品物ですから、運賃の割合が小さくありません。材そのものの値段が横ばいでも、運賃が動けば現場に届く金額は変わります。乾燥の工程で使う燃料と電力も同じで、材の値段とは別の要因で動きます。

見積の金額が上がったときは、材の値段が上がったのか、運賃や加工の側が上がったのかを分けて聞いてください。分けて把握できていれば、寸法の見直しや納入の回数の調整で下げられる部分が見えてきます。

見積を比べるときに揃える条件

秋本産業の店内。木杭と木柄を束ねて種類ごとに立てている

複数の見積を比べる前に、次の項目を同じにして聞き直してください。1項目でも違うと、金額の差が何によるものか読めなくなります。

見積を並べる前に揃える条件と、揃えないまま比べた場合に起きること
揃える条件
指定する中身
揃えないまま比べた場合に起きること
樹種と産地
樹種名、国産か輸入か、集成材か無垢材か
別の樹種の金額と比べてしまい、安い方を選んだ結果、指定と違う材が入る
等級
見た目の等級か強さの等級か、設計で指定された区分
構造計算の前提が崩れる、化粧で見える面に節の多い材が入る
含水率と乾燥
乾燥材か未乾燥材か、乾燥の方法、含水率の指定の有無
施工後の反りと隙間で手直しが出て、材料の差額を上回る
寸法と長さ
断面寸法、長さ、仕上げ寸法か削る前の寸法か
削る前の寸法と仕上げ後の寸法を混ぜて比べ、実際の材積がずれる
数量と単位
体積あたりか1本あたりか1枚あたりか、端数の扱い
単位の違う数字を並べ、比較そのものが成り立たない
加工の範囲
表面の削り、面取り、防腐防蟻、指定寸法への切断、プレカット
現場での加工の手間が後から乗り、総額では高くなる
受け渡しと荷下ろし
工場渡しか現場渡しか、荷下ろしを誰が行うか、機械が要るか
当日に荷下ろしの人手が足りず、荷を積んだまま戻す
納入の回数と時期
1回でまとめるか工程ごとに分けるか、希望する日と時間帯
分割の分の運賃が後から加わる、置き場が塞がる
見積の有効な期間
いつまでの金額か、期間を過ぎた場合の扱い
発注の時点で金額が変わり、拾い直しになる

最後の有効な期間は、木材では特に見ておきたい項目です。相場が動く品物ですから、金額には期限が付きます。工事の着手が先の案件で古い見積を持ち回ると、発注の段になって金額が変わり、拾い直しから始めることになります。

仕入れ先を選ぶ側の基準そのものは広島で建築資材の仕入れ先を選ぶ基準、木材に絞った手配の進め方は広島の木材卸売りで即納対応と業者の選び方で扱っています。

木材の品質を左右する納入後の保管

条件を揃えて良い材を入れても、現場での置き方で状態は変わります。乾燥させた材を雨に当てれば水分は戻りますから、そこまで含めて金額を活かす形になります。

床から浮かせて風を通す積み方

木材は地面や床から上がってくる湿気を吸います。桟木を敷いて浮かせ、下に風が通る形で置いてください。積み重ねる場合は、段ごとに桟の位置を上下で揃えます。桟の位置がずれると、その点に荷重が集まって曲がりが付きます。

被覆の掛け方にも注意点があります。上から全体を包んで密閉すると、内部に湿気がこもってカビが出ます。上面と側面の上半分を覆い、下側は開けておく形が扱いやすい方法です。

直射日光と急な乾燥の回避

濡らさないことと同じくらい、片側だけを急に乾かさないことも見ておきたい点です。日が当たる面だけが早く乾くと、その面が縮んで反りが出ます。夏の現場では、置き場を選ぶ段階で日の向きを見てください。

室内に入れる仕上げ材や造作材は、施工する部屋に置いて現場の環境になじませる時間を取ります。寒い外から暖房の入った室内へ持ち込んだ直後に取り付けると、後から縮んで隙間が開きます。

季節ごとに変わる注意の向け先

梅雨から夏は湿気とカビです。雨に当たった材は、表面が乾いても内部に水分が残ります。表面の色だけで判断せず、風を通す時間を取ってください。

冬は結露です。日中に温まった材が夜間に冷えると、被覆の内側に水が付きます。密閉した被覆のまま置くと、材の側に水が回ります。工期が延びて長く置く場合は、置き場を1か所にまとめ、荷姿と表示を保った形で管理してください。表示が破れると、樹種と等級が後から分からなくなります。

木材の在庫と配送について

秋本産業の倉庫内。長尺の資材と袋物をまとめて保管している

当社は明治28年に広島市で創業し、本年で130年になります。広島市の本社に加えて福山、三次、呉、岡山、周南に営業所を置き、呉営業所には江田島分室を設けています。木材のほか、合板、建築金物、養生材、現場で使う工具の販売とレンタルまで一つの窓口で承っています。

在庫や距離、現場の状況によりますが、午前中のご連絡で近隣エリアへは午後のお届けを目指します。なお、当日の手配は口座をお持ちのお取引先様を対象としています。在庫を問い合わせるときの伝え方は広島で建材の在庫確認と即納を進める手順、即日の配送の仕組みと対応エリアは広島で建材を即日配送する体制と対応エリアでご案内しています。卸業者を選ぶときの基準の総論は広島の建材卸はどう選ぶかという見極め方にまとめました。

木材の単価と相場に関するよくある質問

今の相場はどこで調べられますか

全国の動きは農林水産省の木材統計調査、年度ごとの流れは林野庁の森林・林業白書、県内の動きは広島県が公表している木材の生産状況等の資料が手がかりになります。いずれも公開されていますから、話に出た値動きを自分で確かめられます。

ただし、公表される資料は集計と公表までに時間がかかります。今日の取引の値段そのものを知りたい場合は、条件を揃えたうえで直接お問い合わせいただく形が早い方法です。

一番安い見積を選んで差し支えありませんか

条件が同じであれば、安い方を選ぶ判断で差し支えありません。確かめたいのは、前の章の表にある9項目が揃っているかどうかです。特に等級、含水率、寸法の基準、そして荷下ろしの範囲は金額に差が出やすい部分です。

条件が違っている場合は、安い側に合わせて条件を書き直してもらい、同じ内容で出し直してもらってください。金額だけを下げてもらう交渉よりも、条件を揃える方が後の手戻りが少なくなります。

乾燥材と未乾燥材はどう使い分けますか

仕上がりに寸法が出る部位、そして後から動くと手直しになる部位には乾燥した材を使います。造作材、床、化粧で見える部分がここに入ります。設計で乾燥の等級が指定されている場合は、その指定に従ってください。

一方、仮設の材や捨て張りのように、後で外すか見えなくなる部位では、乾燥の等級を上げなくても差し支えない場面があります。部位ごとに分けると、必要な部分に費用を寄せられます。

数量が少なくても分けて納めてもらえますか

工程に合わせて分けて納める形をご相談ください。置き場が狭い現場では、まとめて入れるほど置き直しと傷が増えます。分けて納める場合の条件は広島で建築・土木資材の小ロット配送を依頼する方法でご案内しています。

なお、木材の加工に使う工具が足りない場合は、販売とレンタルのどちらもご相談いただけます。使い方は広島で電動工具をレンタルする選び方と手配のコツで扱っています。当社が納めた製品の修理をお受けしています。機種と状態をお知らせください。

機材のレンタル・販売に関するご相談はこちら

当社は本社と5つの営業所から、建築・土木資材と電動工具をお届けしています。
ご不明な点がございましたら、お電話でもお受けしております。082-232-1141(当社 本社)

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