広島県広島市の秋本産業株式会社では、建築資材・工具の卸販売、各メーカーの最新電動工具のレンタルをおこなっています

番線やボルト、くぎ、金網といった鉄鋼二次製品は、毎日の現場で少しずつ動く品です。長く同じ窓口で買っていると、条件を決めた当時の前提が変わっていても気づきにくくなります。現場の数が増えたり、扱う工事の種類が変わったり、置き場所が狭くなったりします。どれも調達の条件を動かす変化ですが、注文の仕方だけは以前のまま続いている場面がよくあります。
本記事では、すでに取引のある販売業者を見直すときの進め方を、記録の取り方、切り替えの手順、在庫と図面の情報の引き継ぎ、並行して動かす期間の置き方という順にまとめます。取引先を新しく決める場面の判断材料は鉄鋼二次製品の卸業者を選ぶ基準と手配力で扱っていますので、鉄鋼二次製品そのものの分類や規格の指定については、そちらをご覧ください。
※本記事は調達の進め方を一般的に整理したものです。取り扱い品目、在庫の範囲、取引の条件は業者ごとに違いますので、個別の条件は直接お問い合わせください。
当社は広島の本社と5つの営業所から、建築・土木資材と電動工具をお届けしています。
お探しの品目やお困りごとがはっきりしている場合は、この先を読み進める前にお気軽にご相談ください。ご相談は法人・個人事業主のお客様を対象としております。082-232-1141(当社 本社)/お問い合わせフォーム
目次

見直しの相談は、感覚から入ると話が進みません。遅い、揃わない、手間がかかるという言い方は、相手にも自社の中でも共有できないからです。数えられる形に直してから比べると、どこを変えれば効くのかが見えてきます。集める記録は3か月ぶんあれば足ります。
同じ取引先でも、品目によって日数の出方が違います。在庫から出る品は当日か翌日で動き、取り寄せの品は数日から数週間かかります。全体の平均を1つ出しても工程には使えませんので、品目ごとに分けて記録します。
記録する項目は、発注した日、届いた日、数量、荷姿の4つで足ります。伝票が残っていれば後からでも拾えます。日数の幅が大きい品目が見えてきたら、その品目だけを別の窓口で試す判断につながります。
頼んだ品が揃わなかった回数と、そのときにどう対処したかを残しておきます。別の寸法で通した、別の現場から回した、工程を後ろへずらしたなど、対処の中身まで書いておくと、どの品目を先に手当てするかの順番が決まります。
欠品そのものより、代わりの案が出るまでの時間が現場に響きます。連絡してから代わりの案が返ってくるまでの時間も、あわせて記録しておきます。急ぎの手配の進め方は建築・土木資材トラブルの緊急手配と対策でまとめています。
品目を分けて何社にも注文していると、注文の回数と荷受けの回数、月末の伝票の枚数がそのまま手間になります。金額に置き換えるより、件数と枚数を数えるほうが早く、社内でも共有しやすくなります。
請求の様式もあわせて確かめます。適格請求書には、発行事業者の氏名または名称および登録番号、取引を行った年月日、取引の内容、税率ごとに区分して合計した金額と適用税率、消費税額等、交付を受ける事業者の氏名または名称を記載することが定められています。取引先を替えるときは、新しい窓口から出る請求書がこの記載事項を満たしているかを、最初の月に確かめておきます。
出典:国税庁『No.6497 仕入税額控除のために保存する帳簿および請求書等の記載事項』
記録が揃ったら、困っている点が品目に由来するのか、窓口の運び方に由来するのかを切り分けます。切り分けないまま取引先を替えると、同じ困りごとが場所を変えて出てきます。
取り寄せに日数がかかる品は、どこで買っても工場の生産の枠に乗る点は変わりません。日数の出方が品目の性質から来ている場合は、窓口を替えても日数は縮みません。この場合に効くのは、発注の時期を早める、在庫として持つ量を決める、寸法を統一して種類を減らすといった自社側の手当てです。
一方で、在庫から出るはずの品が翌々日に届く、荷姿の相談が通らない、届け先の指定が反映されないといった困りごとは、窓口の運び方に由来します。ここは相手を替えるか、相手と決め直すかで動きます。
長く続いている取引ほど、条件を決めたときの担当者がもういない場合があります。当時は年に数回だった注文が毎週に増えていれば、荷姿も配送の便も見直す余地が出ています。まず記録を持って相談へ行くと、替えずに済む部分と替えるべき部分が分かれます。
相談の場で伝える内容は、品目ごとの日数、注文の頻度、届け先の条件の3つです。数字を添えて出すと、相手の側でも手の打ちようが見えます。相談の結果として条件が動けば、切り替えの手間をかけずに済みます。
見直しは、取引先をすべて入れ替える話ではありません。日常的に減る消耗の品だけを近い窓口へ移し、特殊な寸法や加工の品は従来の経路を残す形も採れます。品目で分ければ、どちらの窓口も得意な範囲を受け持つ形になります。
分け方の目安は、注文の頻度と急ぎの度合いです。週に何度も出る品と、当日に要る場面がある品は近い窓口へ移します。月に1回で日程が読める品は、従来の経路で構いません。当日の手配がどこまで通るかについては資材の当日配達と即納対応の進め方で扱っています。
ある日を境に全量を移すやり方は、現場の負担が一度に来ます。新しい窓口の在庫の範囲も、荷姿も、連絡の通り方も、動かしてみないと分かりません。並行して動かす期間を置き、その間に見る項目を先に決めておくと、判断が感覚に寄りません。
最初に移す品目は、よく使い、規格の指定がはっきりしていて、欠品しても代わりが利く品から選びます。番線や結束の材料、汎用の寸法のボルトやくぎが該当します。逆に、構造にかかわる品や、証明書の提出が要る品は後回しにします。
移す品目は5点から10点で十分です。数を絞ると、届いた品の照合も、日数の記録も、現場の側で無理なく回ります。少ない数量から動かす進め方は建築・土木資材の小ロット配送を即納で依頼する方法でまとめています。
短すぎる期間で判断すると、たまたま在庫があった、たまたま近くを配送していたという条件が混ざります。着工から仕上げまでの1サイクル、少なくとも3か月は並行させて、忙しい時期と落ち着いた時期の両方を通します。
並行の期間は、社内でも周知しておきます。どの品をどちらへ頼むのかが現場で混ざると、二重発注か発注漏れが出ます。品目の一覧を貼り出すか、注文の様式を分けておくと迷いません。
期間が終わってから振り返ろうとすると、印象の強い出来事だけが残ります。見る項目を先に決めて、注文のたびに書き足す形にしておくと、比べる材料が自然に溜まります。項目は多くしすぎず、5つ程度に絞ります。
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切り替えでつまずく場面の多くは、品物ではなく情報の側にあります。長く同じ窓口で買っていると、口頭で通っていた呼び名や、相手が覚えていた寸法が、社内の書類に残っていない場合があります。移す前に、いったん自社の側へ書き出します。
倉庫と現場に残っている数量を数えないまま新しい窓口へ流すと、同じ品が重なって届きます。鉄鋼二次製品は箱や束で持つ品が多く、置き場所の隅に残っていることがよくあります。切り替えの前に棚卸しを1回入れて、数量と規格を紙に落とします。
数えた結果、使い切るまでに時間がかかる品が見つかった場合は、その品だけ切り替えの順番を後ろへ回します。残った品を使い切ってから移すほうが、置き場所の面でも扱いやすくなります。
新しい窓口へ渡す情報は、品名、規格の番号と種類の記号、寸法、表面処理、1回あたりの数量、荷姿、届け先の7項目です。過去1年ぶんの発注書から拾えば、自社が実際に使っている品の一覧ができます。カタログを見ながら選び直すより速く、抜けも出ません。
一覧を渡すと、在庫の範囲に入る品と取り寄せになる品を最初の段階で分けてもらえます。並行の期間に移す品目を選ぶときも、この分け方がそのまま材料になります。
現場で使っている呼び名は、会社ごとに違います。長い付き合いの窓口では呼び名だけで話が通っていても、新しい窓口では通りません。社内の呼び名、規格の番号、種類の記号、寸法を横並びにした対応表を作っておくと、切り替えの期間の行き違いが減ります。
対応表は、切り替えが終わった後も残ります。担当者が替わったときの引き継ぎにも使えますので、切り替えを機に作っておく価値があります。板金の材料まで含めて整理する場合は建築板金の資材を揃える基準と調達のコツの指定の項目もあわせてご覧ください。
寸法を指定して切る品、穴をあける品、曲げる品は、図面が窓口の側に残っている場合があります。切り替えの前に、自社の手元に同じ図面があるかを確かめます。手元にない図面は、いまの取引先へ写しを依頼します。
型や治具を預けている場合も同じです。所有の別と、引き取りの手順を確かめておきます。図面と型が揃わないまま切り替えると、同じ品を作り直すところから始まり、日数と費用が余分にかかります。
表面処理の指定は、規格の改正で記号の体系が変わる場合があります。古い図面に書かれた記号をそのまま発注書へ写すと、現在の規格には無い記号を指定する形になります。切り替えは、指定の記号を確かめ直す機会にもなります。
確かめ方は、規格の番号を手掛かりに最新の規格票を見るか、窓口へ現在の記号を照会する方法です。屋根や外装で使うめっき鋼板の指定についてはガルバリウム鋼板の卸仕入れと安定調達のポイントで扱っています。
品目の話が決まっても、取引の枠が整っていないと最初の注文が出せません。特に当日の手配は、口座があることが前提になります。切り替えを決めた時点で、事務の手続きを先に進めておきます。
取引の口座は、申し込みから使えるようになるまでに日数がかかります。締め日と支払いの日、請求の単位を先に決めておくと、経理の側でも受け入れの準備ができます。現場ごとに請求を分ける必要があるかどうかも、この段階で伝えます。
当社の場合、在庫や距離、現場の状況によりますが、午前中のご連絡で近隣エリアへは午後のお届けを目指します。なお、当日の手配は口座をお持ちのお取引先様を対象としています。新規のお取引をお考えの場合も、口座開設からご相談を承ります。急ぎの手配を見込んでいる場合は、口座の開設を先に済ませておくと動かしやすくなります。
現場の住所だけでなく、搬入路の幅、置き場所の位置、受け取る人がいる時間帯まで登録しておくと、初回から荷が収まります。長物や重い束を扱う品目では、荷降ろしの人手が要るかどうかも先に伝えます。
現場が次々に変わる場合は、届け先の登録の仕方も相談しておきます。事務所へまとめて入れて自社の車で現場へ配る形と、現場へ直接入れる形では、注文の出し方が変わります。
通常の注文の経路と、急ぎのときの経路を分けて確かめます。誰に連絡するのか、受付は何時までか、担当者が不在のときは誰が受けるのかまで聞いておくと、当日の判断が速くなります。
当社は広島市の本社に加えて福山、三次、呉、岡山、周南に営業所を置き、呉営業所には江田島分室を設けています。届け先の場所から近い拠点でご相談を受けますので、現場のエリアをお知らせください。
見直しの行き着く先は、窓口を1つにまとめるか、複数を残すかの判断です。どちらか一方を選ぶ話ではなく、品目ごとに決めれば両方の効き目を採れます。
同じ便に複数の品目を載せられれば、荷受けの回数が減ります。伝票と請求も1本になり、月末の突き合わせが軽くなります。資材と工具の窓口が同じであれば、刃物やビット、電池といった消耗品を資材の便に載せられます。
工具が止まったときの相談先も同じ窓口になります。修理の進め方は電動工具修理業者の選び方と現場向けの対策、代わりの機材を借りる場合は電動工具をレンタルする際の選び方と手配のコツにまとめています。なお、当社が納めた製品の修理をお受けしています。機種と状態をお知らせください。
経路を1本にすると、その経路で品が止まったときに逃げ道がありません。使う量が多く、工程の要になる品目については、2本目の経路を細く残しておく形が採れます。年に数回でも注文を出しておけば、いざというときに動かせます。
残す経路は、品目を絞って構いません。全量を分けると、どちらの窓口でも在庫の見込みが立たなくなります。主に使う窓口と、控えの窓口という位置づけを社内で決めておきます。
日常的に減る消耗の品はまとめ、工程の要になる品と特殊な加工の品は経路を残します。この分け方であれば、事務の手間を減らしながら止まりにくさも保てます。分け方の一覧を作り、半年に1回見直す形にしておくと、現場の変化に合わせて動かせます。
品目ごとの窓口の決め方の総論は建材卸はどう選ぶかと業者の見極め方と建築資材の仕入れ先を選ぶ基準でまとめています。鉄筋やグレーチングのように扱いの違う品目は、鉄筋資材の販売・配送を依頼する方法とグレーチング販売と即納対応の選び方もあわせてご覧ください。
記録を集める期間に3か月、並行して動かす期間に工事の1サイクルを見ておくと、忙しい時期と落ち着いた時期の両方を通せます。口座の開設と届け先の登録は、その前に済ませておくと初回から動きます。
よく使う5点から10点だけを先に流す形で構いません。品名と規格、1回あたりの数量、届け先をお知らせいただければ、在庫の範囲に入る品と取り寄せになる品を分けてお伝えします。
古い図面の記号や品番でも、使う箇所と寸法が分かれば照合できます。現物の写真や、荷札、刻印の記号が読める箇所をお持ちください。規格が改正されている場合は、現在の記号と候補を並べてお出ししますので、採用の判断は設計や元請の側でお願いします。
並行して動かす形にしておけば、品目ごとに戻す判断が採れます。全量を一度に移していない分、戻すときの負担も小さく収まります。見直しは一度で決め切るものではありませんので、品目を入れ替えながら続けてください。
明治28年に広島市で創業し、本年で130年になります。建築資材と土木資材の卸に加えて、電動工具の販売とレンタルを扱っています。鉄鋼二次製品についても、品目の一覧をお預かりして在庫の範囲を照合するところからご相談を受けます。
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