広島県広島市の秋本産業株式会社では、建築資材・工具の卸販売、各メーカーの最新電動工具のレンタルをおこなっています

※本記事は業務用シートの法令上の扱いと現場での取り扱いについて一般的な考え方を示すものです。実際の資材の選定と施工にあたっては、各現場の設計図書と最新の法令、および所轄の消防署の指導をご確認ください。
当社は広島の本社と5つの営業所から、建築・土木資材と電動工具をお届けしています。
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ブルーシートは、現場でいちばん軽く扱われがちな資材です。厚手か薄手かだけを見て買われることが多く、法令の対象品目だと知られていない場面もあります。
しかし工事用シートは、消防法で防炎規制の対象に挙げられている品目です。防炎の表示が付いていないものを防炎物品として販売したり、販売のために陳列したりすることは法律で禁じられています。買う側にとっても、掛ける現場によっては表示のあるものでなければ使えません。
加えてシートは、面で風を受ける資材です。掛け方と固定の仕方を誤れば、風であおられて飛びます。飛べば落下と飛来の話になり、労働安全衛生規則の話になります。
この記事では、防炎規制の中身、防炎ラベルの扱い、号数と寸法の呼び方、ハトメと周囲の補強、屋外での固定と風対策、そして使い終わったあとの乾燥と保管までを、手配する順に整理します。当日の届け方そのものについては広島で建材を即日配送するときの機動力と対応エリアにまとめていますので、あわせてご覧ください。
目次

シートの選び方を厚みから始めると、順番を間違えます。まず法令の対象になるかどうかを確かめてから、厚みと寸法の話に入ってください。
消防法は、高層建築物もしくは地下街、または劇場、キャバレー、旅館、病院その他の政令で定める防火対象物において使用する防炎対象物品は、政令で定める基準以上の防炎性能を有するものでなければならないと定めています。
その政令で定める物品として、消防法施行令はカーテン、布製のブラインド、暗幕、じゅうたん等、展示用の合板、どん帳その他舞台において使用する幕、舞台において使用する大道具用の合板、そして工事用シートを挙げています。日本防炎協会も、防炎物品の種類として工事用シートを含めた7つを示しており、防炎規制は昭和44年から消防法に位置づけられていると説明しています。
つまり工事用シートは、カーテンやじゅうたんと同じ枠組みで扱われる品目です。現場で使う消耗品という感覚だけで手配すると、法令の側の要件が抜けます。
消防法施行令は、防炎の規制がかかる防火対象物として、劇場や旅館や病院などの用途に加えて、工事中の建築物その他の工作物を挙げています。総務省令で定めるものは除かれます。
建物が完成していなくても、工事中という段階そのものが対象に含まれる形です。用途が決まっていない建物だから関係ないという理屈は通りません。掛ける先が工事中の建築物や工作物にあたるかどうかは、着工前に所轄の消防署へ確かめておいてください。
消防法は、高層建築物を高さ31メートルを超える建築物と定義しています。日本防炎協会も、高層建築物は高さ31メートルを超えるもので、おおむね11階建て以上にあたると説明しています。
現場で判断が分かれやすいのは、既存の建物に足場を掛けて改修する工事です。建物そのものの高さで規制の有無が変わりますので、階数だけで見切らず高さで確かめてください。
消防法施行令は、防炎性能の基準として、残炎時間と残じん時間と炭化面積などの項目を定めています。残炎時間は着炎後にバーナーを取り去ってから炎を上げて燃える状態がやむまでの経過時間で、20秒を超えない範囲内において総務省令で定める時間以内であることとされています。残じん時間は着炎後にバーナーを取り去ってから炎を上げずに燃える状態がやむまでの経過時間で、30秒を超えない範囲内において総務省令で定める時間以内であることとされています。
燃えない資材という意味ではありません。着いた火が広がらずに止まるかどうかを測る基準です。防炎のシートを掛けていても、火気の管理そのものは別に要ります。
出典:e-Gov法令検索『消防法』
出典:e-Gov法令検索『消防法施行令』
出典:日本防炎協会『防炎物品の種類と防炎規制の対象となる防火対象物』
防炎の性能は、現物を見ても分かりません。判断の手がかりは表示です。表示まわりの決まりは、売る側にも買う側にも関わります。
消防法は、防炎対象物品またはその材料で防炎性能を有するものには、総務省令で定めるところにより防炎性能を有する旨の表示を付することができると定めています。そのうえで、防炎対象物品またはその材料は、この表示または指定表示が付されているものでなければ、防炎物品として販売し、または販売のために陳列してはならないと定めています。
また消防法は、定められた場合を除いて、防炎対象物品またはその材料にこの表示または紛らわしい表示を付してはならないとしています。紛らわしい表示も含めて禁じられている点は、押さえておいてください。
日本防炎協会は、防炎物品のラベルが剥がれてなくなった場合について、消防法令によれば原則として当該防炎物品の製造等または裁断、縫製、施工を行った防炎表示者が、防炎物品であることを証明できれば再表示を行うことができると説明しています。
再表示が難しい場合、協会で防炎性能試験を行って防炎性能の確認をすることはできるものの、防炎ラベルを交付することはできないとされています。防炎表示については消防庁または最寄りの消防本部に確認するよう案内されています。
現場での扱いに引き直すと、ラベルは剥がさない、剥がれそうなら剥がれる前に記録しておく、という運用になります。長期の工事でシートを張り替えるときは、外したシートのラベルの状態も見ておいてください。
日本防炎協会は、防炎物品の工事用シートとして取得したラベルを防炎製品のテント類へ転用してよいかという問いに対し、転用できないと回答しています。工事用シートは消防法により防炎規制の対象品目であり、ラベルも法規制に基づいた専用の仕様である防炎物品ラベルであるためです。
同じ協会が扱っていても、防炎物品と防炎製品は別の枠組みです。仮設のテントや養生の資材を一緒に手配するときは、品目ごとにどちらの枠組みなのかを確かめてください。仮設まわりは広島の仮設資材販売と即日納品の調達ガイド、養生の資材は広島の養生資材卸で選ぶプロ品質の資材と調達方法にまとめています。
日本防炎協会は、メッシュの工事用シートについて、網目寸法が12ミリメートル以下のものは防炎物品になり、12ミリメートルを超えるものは防炎物品にはならないものの、協会が認定する防炎製品の防護用ネットとして取り扱うことができると説明しています。
同じメッシュのシートでも、網目の寸法で法令上の位置づけが変わります。足場に張るシートを手配するときは、目の細かさまで含めて仕様を確かめてください。単管や足場の資材は広島で単管パイプを購入するときの販売店と選び方にまとめています。
出典:e-Gov法令検索『消防法』
出典:日本防炎協会『よくある質問とその答え』
掛ける先と要る寸法、防炎の要否をお知らせいただければ、在庫と手配の可否をお答えします。
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法令の側の要件が固まったら、次は現物の仕様です。ここで食い違いが出やすいのが、号数と寸法の呼び方です。
シートの商品名に付く#1000や#3000といった数字は号数と呼ばれ、厚手か薄手かの目安として業界で広く使われています。数字が小さいほうが薄く軽い、大きいほうが厚く重い、という並びで通っています。
ただし号数は、耐候性や強度をそのまま表す数値ではありません。号数だけを見て何年もつと読むことはできません。屋外にどれだけ置くのか、直射日光が当たるのか、こすれる相手があるのかといった条件は、号数とは別に伝えて選んでください。
現場で必要なのは号数の暗記ではなく、何を、どこで、どれくらいの期間覆うのかをお伝えいただくことです。条件が分かれば、こちらで候補を絞ってご提案できます。
シートの寸法は、商品名に付いた呼び寸法で流通しています。一方、実際に覆える範囲は、周囲を折り返して縫った後の仕上がり寸法で決まります。呼び寸法と仕上がり寸法が同じとは限りませんので、製品の表示で仕上がり寸法を確かめてから発注してください。
覆う対象にぴったりの寸法を選ぶと、留めしろが残りません。端を折り返して重ねる分と、ハトメを取る分を見込んで、一回り大きい寸法を選ぶのが現場の組み立て方です。
寸法が中途半端になる場合は、大きい一枚で覆うのか、複数枚を重ねるのかを先に決めます。重ねる場合は、雨水が流れる向きに沿って上側が上になるよう重ね順まで決めておいてください。
シートを留める力は、すべてハトメの穴に集まります。風であおられたとき、生地の真ん中が破れるより先に、ハトメのまわりから裂けることのほうが多いのはそのためです。
見るところは三つあります。ハトメがどれくらいの間隔で並んでいるか、周囲が折り返して縫われているか、ハトメのまわりに当て布などの補強が入っているかです。同じ号数でも、ここの作りで持ちが変わります。
ハトメの材質も現場によって決まります。錆びにくい材質のものと、廃棄のしやすさを見た材質のものがあります。どちらを取るかは現場の条件次第ですので、用途と処分の方法をあわせてお知らせください。
青のほかにも、白、緑、シルバー、黒と色の候補があります。景観への配慮から色を指定される工事や、資材の区分を色で分けている現場もあります。
色の指定は、特記仕様書や近隣との取り決めに書かれている場合があります。青で頼んで現場で使えないという事態を避けるため、指定の有無を発注前に確かめてください。
シートは面で風を受けます。掛けた瞬間から、風の力がそのまま留め具と下地に掛かり続けます。掛け方の話は、風の話です。
留める点が少ないほど、一点あたりに掛かる力が大きくなります。ハトメを一つ飛ばしで留めれば手間は半分になりますが、残った穴に二倍の力が掛かります。留める間隔は、手間ではなく風から決めてください。
たるませすぎると、はらんであおられます。張りすぎると、突風のときに逃げ場がなくなります。強い風が見込まれる場所では、あえて風が抜ける形にするか、メッシュのシートに替えるかという判断も入ります。
押さえに使う土のうを併用する場合は、置く位置と数を先に決めます。土のう袋の選び方と使い方は広島で土のう袋をまとめ買いする手配方法と選び方にまとめています。
労働安全衛生規則は、高さが2メートル以上の箇所で作業を行う場合において、強風、大雨、大雪等の悪天候のため当該作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業を行わせてはならないと定めています。
風が強くなってからシートを掛けに上がる、という順序は成り立ちません。台風が近づく前の段取りは、天気が崩れる前に済ませます。掛けるのか、外して畳むのか、どちらにするかを前日のうちに決めておいてください。
労働安全衛生規則は、強風、大雨、大雪等の悪天候もしくは中震以上の地震、または足場の組立て、一部解体もしくは変更の後において足場における作業を行うときは、点検者を指名して作業を開始する前に点検させ、異常を認めたときは直ちに補修しなければならないと定めています。
点検の項目には、床材の損傷や取付けの状態、建地や布や腕木などの緊結部と接続部と取付部の緩みの状態、緊結材と緊結金具の損傷と腐食の状態、筋かいや控えや壁つなぎ等の補強材の取付状態と取り外しの有無などが挙げられています。点検を行ったときは、結果と点検者の氏名、講じた措置の内容を記録し、足場を使用する作業を行う仕事が終了するまで保存しなければならないとされています。
シートは足場に張り付いています。風でシートがあおられれば、力は足場の側へ伝わります。荒天の翌朝は、シートの破れだけでなく足場の側も一緒に見てください。
労働安全衛生規則は、作業のため物体が落下することにより労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、防網の設備を設け、立入区域を設定する等の措置を講じなければならないと定めています。物体が飛来することにより危険を及ぼすおそれのあるときは、飛来防止の設備を設け、労働者に保護具を使用させる等の措置を講じなければならないとしています。
シートそのものだけでなく、押さえに置いた物や、留めていた金具も一緒に飛びます。押さえに何を使うか、外れたときにどこへ落ちるかまで見てから置いてください。
シートを何回使えるかは、使い方より片付け方で決まります。使い終わりの数十分をどう使うかの話です。
雨や結露で濡れたまま畳んで積んでおくと、内側がいつまでも乾きません。土や砂を挟んだまま巻けば、次に広げたときに擦れの筋が入ります。
外したらまず広げて、泥を落として、乾かします。天気の良い日に外すよう段取りを組めば、この工程は現場で済みます。急いで畳んで持ち帰ったシートは、倉庫で開くことなく使われないまま残りがちです。
畳み方が現場ごとにばらばらだと、次に広げるときの向きが分からず手間が増えます。折る向きと枚数を決めて、寸法と号数が分かるように書いて保管してください。
置き場は、直射日光と雨が当たらない場所を選びます。床に直置きにすると下から湿りますので、棚か台の上に上げてください。防炎のシートは、ラベルが読める向きで畳んでおくと次の現場で確かめやすくなります。
ハトメが抜けている、周囲の縫い代が裂けている、生地が薄く白けて指で押すと破れるといった状態のシートを次の現場へ回すと、掛けた先で破れます。破れたシートは飛ぶ資材です。
補修のテープで持たせるのか、入れ替えるのかという判断の基準を現場ごとに決めておけば、片付けの場で仕分けが済みます。入れ替える枚数が分かれば、次の手配も早く出せます。
当社は明治28年に広島市で創業し、本年で130年を数えます。建築資材と土木資材の卸を軸に、電動工具の販売とレンタルを扱っており、当社が納めた製品については修理もお受けしています。
広島市の本社に加えて福山、三次、呉、岡山、周南に営業所を置き、呉営業所には江田島分室を設けています。現場に近い拠点から動かせる形で在庫を持っています。
シートは寸法と号数の組み合わせが多い資材です。防炎の要否と網目の有無まで含めてお知らせいただければ、在庫の状況をその場で確かめてお答えします。
在庫や距離、現場の状況によりますが、午前中のご連絡で近隣エリアへは午後のお届けを目指します。なお、当日の手配は口座をお持ちのお取引先様を対象としています。新規のお取引をお考えの場合も、口座開設からご相談を承ります。
当日の手順の詳細は広島の資材当日配達で現場を止めない即納対応、急な不足への手当ては広島の建築・土木資材トラブルを即納解決する緊急手配にまとめています。業者の見極め方そのものは広島の建材卸はどう選ぶか、業者の見極め方と活用法をご覧ください。
台風のあとの屋根にシートを掛ける場面では、応急の資材と、そのあとの本工事の資材が続けて要ります。屋根材の手配は広島で屋根材の問屋を選ぶ基準と資材調達のコツ、下葺材は広島でルーフィングを当日調達する手配手順にまとめています。
現場で工具が止まったときは、修理のお預かりと代替機の手配を同じ日に進めます。当社が納めた製品の修理をお受けしています。機種と状態をお知らせください。修理の進め方は広島の電動工具修理業者の選び方と現場向けの対策、機材の借り方は広島で電動工具をレンタルする選び方と手配のコツにまとめています。
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